卒業が近づくこの時期、大学周辺のワンルームマンションには面白いお宝がゲットできる。
引っ越し作業で出ただろうごみ袋は一目で分かる。
並んで捨てられていた「紙類」「服類」の物をとりあえず回収持ち帰り。
回収した袋を開ける時の高揚感。
「紙類」から物色。
大半は授業ノートやらプリントやら。
まずは名前の判明できる物を探す。
ありました、「海外旅行保険申込書」。
「山● 奈保子・23歳」
住所はもう意味ないが、電話番号はゲット。
更に漁ると、ミッフィーが表紙の「スケジュール帳」発見。
日記も書かれてあり、
・彼氏あり
・薬学部
・大学院に進学
・お年玉で13万も貰っているので、実家は金持ちか?
今回の獲物は「インテリ富裕女子大生・奈保子」と命名。
あとは、顔の確認。
更に漁ると……出るわ出るわ、彼氏との大量のプリクラ。
しかし、ここで疑問が。
彼氏とのプリクラを大量に捨てるか??
その疑問を解消してくれたのが「愛のプリクラ帳 パートone」。
最初はラブラブのプリクラとお互いにラブラブコメントをびっしりと書き込んでいる。
そして、二年二か月後に……「たっちゃんのこと大好きでした」という文章から始まる奈保子の絶対に他人に、しかもこんなおっさんに読まれたくない「たっちゃん」への愛を綴っていました(笑)
文末に「すき」を8回、「だいすき」を4回。
締めは、よれよれの文字で「てがしびれてきた」。
要は、奈保子はたっちゃんに捨てられたわけだ。
大学生男子が同じダッチワイフを二年も使えば飽きるよね~。
たっちゃんへの想いを断ち切るために意を決して捨てた思い出を見ず知らずの「おっさん」に回収され、恥ずかしい愛の告白をチンポ扱かれながら読まれるという屈辱。
そんな可哀想(笑)な奈保子の批評をしてやりましょう。
「山● 奈保子・23歳」
・Bランク(S:希少種・・A・B・・・C・D)
「服類」編も書こうと思いましたが、長文になってしまったのでリクエストあれば。