懺悔する場所もみつからない程の大罪をおかしている男です。
色々と伏せて書くしかないほど鬼畜な話を書きますが、それはわずかに残されている私の人間としての良心かも知れません。
その子はそれまで私にとっては特別な女の子ではありませんでした。私の受け持つクラスでも特に目立った存在でもなく、また虐めの対象となるような孤独感を醸している子でもない普通の子供だったんです。私にとってもね。その子とこんな関係になってしまうなんて微塵の予測もできなかった……
ただ、学年の割には身長も高く、体の発育も確かに良い子です。でも特別な分けでもなく平均より、という程度の事です。
特別、と言えるものがあるとするならばクリトリスが少し、いえ、驚くほど発達している事です。それがこの子の不幸の根元となってるのです。
そう、もうお分かりだと思います。私は教師でありながら子供と性的な関係をもってしまい、今もなおそれを続けてしまっている鬼なのです。
私に相談がある、聞いて欲しいと言われたのは一学年上がってすぐの事。その相談は衝撃的なものでした。それは自分から私に相談を持ちかけておきながら、なかなか話し始められなかったほどです。
2歳年上の兄から性的な行為を受けていると言うのです。それは1年前から続けられていて、最近はセックスを求められているというものでした。
相手が他人とは違い、身内なればこそ簡単に警察沙汰にする事もできない苦悩で苦しんでいるとの相談でした。
兄は今年、中学に上がり体格もよく強引に押さえつけられてセックスをされそうになり、何とか未遂には終わったものの一人で家にいるのがとても怖いのだと言うのでした。
一年ほど前から彼女への兄の奇行が始まりました。
お風呂から出ると脱いだ下着が無くなっていたり、突然大した用でもないのにお風呂のドアを開けて体を見回したりするようなことも始まりました。そして勃起させたペニスを出して見せられた事から母親に相談をして、それからは彼女に対しては性的な奇行は一応無くなったと言います。しかし私に相談があった数日前のこと、ついに兄がレイプに及んだわけです。
経緯はこうでした。
兄が部屋に入ってくるとスマホを見せて来たんです。それは動画でした。そこには彼女がオナニーをしている姿が盗撮されていて、言い訳のできない程の恥ずかしい姿がハッキリと音声つきで撮されていたのだと言います。異常に発達したクリトリスが災いしてか幼い頃から自慰の癖がついていた彼女は親から度々叱られていたようで、その時も激しく自分の指で慰めていたのです。兄は盗撮動画を見せながらセックスをさせないとその動画をアップすると脅迫したのです。そしてムリヤリ体を押さえつけられ、下着を剥がされると勃起させたペニスを出して膣口に押し付けたのでした。
しかし何度も穴から外している間に兄の射精が始まってしまいます。その時、幸いなことに母親が買い物から戻った車の音が聞こえ、兄は強く口止めをして部屋から逃げたと言います。しかし、当然母親にはすぐに話し、兄は母親からも、仕事から帰った父親からも激しく叱責を受けたのです。
ただ、自分がオナニーをしている盗撮動画の話だけは両親には言えませんでした。実はその動画の件については私と性的な関係になってから、ようやく聞かされた事実なのです。