変態告白

昭和の面影を伝える公衆浴場を、年上の妻と定期的に利用している。
スーパー銭湯では味わえない、浴槽の熱めの湯と静かでレトロな雰囲気を妻ともども気に入っているからだが、私にはもうひとつ秘めた楽しみがある。
番台には年輩のオヤジが座っていて、妻の裸を見られることにゾクゾクするような興奮を覚えるのだ。

女湯を利用しているのは妻以外には年寄りばかりだそうで、美形に加え胸が大きく括れもある47歳の妻は、女性客の裸を飽きるほど見てきたベテランのオヤジにとっても「掃き溜めに鶴」らしい。
番台から見るだけでは物足りないのか、浴槽の温度調節を口実に女湯の洗い場にまで入って来ては妻をジッと見るというから、すでに「職権濫用」の域に達している。

初めて利用した日、「イヤだったー！」と顔を顰めていた妻も、今では「お爺さんだから、見られても別にいいよ」と気にする素振りもない。
オヤジと言葉を交わすときも、タオルで前を隠したりはしないようだ。
二人の話し声がすると、すぐ隣の女湯でオヤジの面前に全裸で立つ妻と、その妻の胸や下腹部を至近距離でジッと見るオヤジを想像して、半勃起状態になる。
オチンチンの先にはガマン汁が滲んでいる。