~夜から昼の遊歩道~
10月になってもまだまだ暖かさは継続中で夜の露出にも何の弊害もありません。最近では色々と思い悩むことがあって場所を変えてみました。
会社帰りにやってきた場所はこの辺りは低地で多量の雨が降ると水没の危険性があるため川沿いに幾つかの水を流し込むところがあります。その一つの変質者が出るという噂の危険地帯です。ここは競技場のトラックみたいな細長い楕円形になっています。その中央部が窪地でここに水を流し込むんですね。その流し来む建物のところから反時計回りにスタートします。直線にして1300mで折り返しのところが40mぐらいだと思います。総距離は約3000mだと推測されます。
服を脱いで後ろ手錠をかませると飛び出します。素足が土の感覚を掴んで離しません。右手に川を見ながら駆け抜けます。左側は2m以上もあるイネ科の植物が群生しています。オデコ全開のポニーテールを揺らしながら軽やかに駆け抜けます。夜風が心地よくて最高です。
しばらくすると前方に住宅地の明かりが見えてきました。少しドキドキしますが左に曲がると遊歩道の細道に入っていきます。すぐ近くの住宅の明かりが気になりましたがかまわず突進します。そして問題の地点です。ここから直線で30mは右手に車道があります。そして40mは折り返し点です。さらにその後の直線で15mぐらいが植物が私の腰ぐらいか、ところどころ欠けてる部分もあります。
車の来ないのを見計らって飛び出します。その後はしゃがみ込んだり走ったりを繰り返しながら何とか細長い植物の覆われた箇所に到達しました。ここから徐々に上りになって行きます。そして次の難関コースで50mはある何もない部分に到達しましたがかまわず駆け抜けます。ここは先ほどと違って高さが二階部分ぐらいです。道路を挟んだ右手の住宅地が起点になっています。
わき腹や全身に植物の感触を得て問題の地点が近づいてきました。本当に変質者は現れるのでしょうか。期待もありますが不安のほうが大きいのです。
しばらくすると明らかに私が草に触れてる音とは違う音が後ろから聞こえてきます。ハッと思って後ろを振り向くとそこにいたのは全裸で短髪で胸毛が凄い身長は私とそう大差ないぐらいの30代ぐらいの男でした。
「あっ!いやーぁ」。私は少しばかり恐怖感を覚えながらも駆け抜けます。必死の逃走です。怖かったのは後ろから聞こえてくる声でした。「おんなーぁ、おんなーぁ。女のかたまり」みたいに言ってたと思います。確かに着衣の女性に見せるための変質者にとって素っ裸で後ろ手錠の女だとそうなるのかと頷けました。多分想定外の女が現れたので混乱してるのかもしれません。
それでも草が生い茂るのがなくなると同時に変質者は姿を消しました。以外に慎重なのかも。まあ、原点に返るための露出でもあるのでこれはこれでいいと思っています。
この数日後に再びやってきました。今度は平日の昼間です。大型の台風が近くを掠めてるときです。運のいいことに会社を振り替え休日でお休みできたのです。
お昼少し前にバスで繁華街に出かけます。服装は全て公開できませんが短めのスカートに生足です。ショッピングしてるときは若いうぶそうな男の店員さんがやたらと私に気を使ってたのが印象的でした。アーケード街を歩いてるときも胸がときめきます。だってこの姿の女がもう少ししたら衣類を全て脱いじゃうんですから。で、この日はオデコ全開のポニーテール。オデコの広さは普通でところどころに産毛があります。この髪型は幼さの残る私を大人の女性に変身させてもくれるし適度に色っぽいかなとも思っています。
バスで前回の露出場所で降ります。そして例の場所で衣類を脱ぎます。素っ裸になります。ほんの少し前まで街中にいた女が身につけている全てのものを脱ぎ捨てます。辺りを少しうかがったあとに飛び出します。風が強くて私の身体をすり抜けます。この日はノーマルな素っ裸。腕がよく振れる分、加速します。いけいけモードで全力走行です。気持ちがいい。気持ちがいい。
学生時代は200m走が得意だった。いつも前半から抜け出して余裕のトップでゴール。友達はいつも笑ってました。走ってるときにあまりにもお尻がポコポコ揺れ動くからだと。
そんなことを思い浮かべると私のお尻に気がいってしまって力が抜けてきました。爽快さを残しながら住宅街が見えてきました。今度は昼間なのでドキドキします。それでも強風なのか誰の姿も見えません。もう勢いで駆け抜けたのですが右側が道路で車が行きかう地点の手前まで来るとさすがに躊躇します。とてもじゃないけど行けそうにありません。でもここまで来てっていう気持ちもありましたが引き返すことにしたのです。
帰りは何故だか怖くなって全力疾走しながらも無意識の内に両手で胸を隠していました。無事に帰り着くと様々な思いが私に語りかけます。狂い掛けた歯車を何とかしなければ。そんな風に思っていたら少しニンマリしていました。私の露出。軌道修正中です。