~廃墟ホテルと全裸後ろ手錠~
以前に友達といった時にチェックしていた廃墟。何時かは来たいと思いながら
一年が経過していました。高速道を使って片道三時間もかけてやって来まし
た。2010年の7月24日。目の前に遊び場を見下ろすところに車を停めて
小さなバッグを手に辺りを伺った後に駆けおりて行きます。ホテルの看板を横
目にダッシュ。
後ろを振り返ると安全地帯に達したのです。舗装面の駐車場からはところどこ
ろ草が顔を出しています。玄関ロビーのガラス戸は解放されたままです。難な
く中に入ります。そしてフロントまで行ってカウンターの上に新聞紙を置いて
その上に花柄のブラウスを置きます。次にサイドにリボンの付いたショーパン
を置きます。これで残るは下着だけです。サンダルを脱いでブラをはずしま
す。そしてパンティも。一番上に誇らしげにパンティがほほ笑んでいます。こ
れで生まれたままの正真正銘の素っ裸です。素足が受ける埃っぽい素足の感触
が最高です。仕上げにバッグからいつものアイテムを取り出します。カウンタ
ーの衣類を置いた横にピンクのペンで書いたA4版の紙を置きます。内容は
「今から変態女がホテル内を素っ裸の後ろ手錠で徘徊します。これは私の全て
の衣類と手錠と車のカギです。これを持っていかれたら私はどうすることもで
きないの」。自分で見てもゾクッとします。首からいつものようにネクタイ感
覚でロープを垂らします。背中部分には手錠がぶらさがっています。両脇を通
して前で結びます。「はあぁーっ」。喘ぎ声をあげた後に後ろ手で手錠をかま
せます。これで私はお尻も何処も隠せない全裸後ろ手錠。私の一番好きなスタ
イルです。
フロントの前でお尻を突き出して腰をくねらせた後に駆けだします。最初に突
入したのは体育館ぐらいの高さとスペースのある場所です。結婚式場?かなん
かでしょうか。私は広い場所を軽やかに行ったり来たりして駆けまわります。
実際に結婚式の時にこんなことしたらって思いながら飛びはねます。
次は通路を渡って客室まで行きます。階段を上る時は胸がときめきます。「ハ
ッ、ハッ、ハウゥーッ。ハァッ、ハッ、ハッ」。客室のある階まで来ます。こ
こは絨毯が敷き詰められていてそこをかみしめるようにして歩いていきます。
窓は割れてたりして時折涼しげな風が私の少し汗ばんだ身体を包んでくれま
す。右側の客室を見ながら進みます。ドアは全部開けっ放しでもしかして浮浪
者の人なんかいたらどうしようって不安にかられます。そして正面を向いた時
です。「ああぁーっ!」。正面の壁の所に姿見があったのです。最初は白いも
のが見えたのでドキッとしましたが私だったんです。鏡の中の変態女にウット
リします。胸はないけどクビレには自信あります。後ろを向いて右肩越しに見
ると出っ尻の色白な後ろ手錠姿の女がなまめかしいです。こんな凄い姿だった
んだって改めて思いました。街中で買い物してる自分と今を比べて想像すると
そのギャップに卒倒しそうです。
さらに進んで行くと今度は下りの階段があります。そこを下りて行くと暗い通
路があります。そして私の大好きな男湯の表示が。ためらうことなく中に入り
ます。洗い場と浴槽の前まで行って仁王立ちして身体を反らせます。ここで私
の大好きなオチンチンが乱舞していたかと思うとたまりません。私って男の人
好きなんです。特にオチンチンが。「ハアーッ!」思わず身体を元に戻しま
す。上の方で大きな雄叫びが聞こえたからです。
私は男湯を飛び出して階段部まで行って駆けあがります。そして客室のある通
路を小走りに欠けて行きます。まさか・・。そんな嫌な予感も感じます。下り
の階段の所まで行くと声はあの大きなスペースから聞こえてきます。それは若
い男女の声です。私は注意深く下まで降りて行ってそっと様子を伺います。な
んとそこには中学生ぐらいの男女二人が各々の自転車に乗ってはしゃいでいた
のです。少し危険を感じて階段の踊り場の部分まで後退します。女の子はショ
ート。男の子は長髪です。
しばらくして声が遠ざかるのがわかりました。それと同時に私は階段を下りて
行きます。フロントの前まで来て私の全てが無事なのを確認して外に飛び出し
ます。二人は駐車場を抜けて坂道で自転車を押して行っています。私はニアミ
ス感を求めて中腰で後を追います。その時です。男の子が後ろを振り向いたん
です。「しまった。見つかった」。私は草むらに隠れます。男の子が何か話し
ています。「いや、来ないで、こっちになんか来ないよね」。その後にかすか
な笑い声がしました。そして彼らは去って行きました。
でも、このニアミス感に浸りたい。そう思うとフロントまで戻ります。
フロントの前まで来て口でフロントの上の手錠の鍵を手前に引きよせて後ろ手
で鍵を取って手錠を解放します。そしてこんどは自由になった両手で車の鍵を
手にして飛び出します。一気に駐車場を駆け抜けメイン道路まで続く道を駆け
上がります。20m先に私の車があります。ここはたまに車が通る程度ですが
まったく通らないわけではありません。車のエンジン音を確認した後に飛び出
します。必死の形相で車まで到達すると助手席側の後部から中に入ります。こ
の間に車が一台通過しました。車の中から結び目の付いた長いロープを掴むと
グルグルと腕に巻いて辺りを伺います。今の所エンジン音とかしません。そう
思うと再び廃墟ホテル目がけて飛び出します。「あーぁ、素っ裸、素っ裸」。
今度は余裕なのか裸を楽しむようにして駆けます。
無事に廃墟ホテル内の敷地に到達すると歩いてフロントまで行きます。フロン
トの前まで来ると車のキーを置いて玄関ロビーの手前にある何かの部屋のドア
ノブに結び目ロープを結びつけます。そしてもう片方をフロント奥の事務所の
ドアノブに結びつけます。これで結び目付きのオナニーロープの完成です。結
び目は30cm感覚ぐらいで存在しています。
フロントロビーを横切るようにして張られた結び目付きロープを眺めて生唾を
飲みます。そして背中にぶら下がってる手錠に手をやって手錠をかませます。
これで再び究極の全裸後ろ手錠の完成です。まずはフロントの前の所のろーぷ
を跨ぎます。考えられないようなところでの大胆な行動。ゾクゾクするような
空間が広がるのです。爪先を立てた状態で進んで行きます。結び目が当たる度
に身体を震わせます。「あっ、あ、あ、いや、いやーん。やーぁ、やーぁ、や
ー。あ、いやー・・」。真ん中付近で顔をあげます。その時です。玄関の硝子
戸に物凄い姿の変態女が映ってていたのです。あまりの凄さとゾクゾク感が身
体を貫きます。首を左右に激しく振って、まるで自分じゃないって否定するか
のようです。でも、まぎれもない姿の私なんです。その姿に見入るようにして
おぼつかない足取りで一歩ずつ極端な内またで進んで行きます。「あー、いや
ーぁ。ほっ、ほっ、あ、いやーいやー、いやー」。
つま先立ちも限界になると左足を上げてロープからいったんオマンコをはなし
ます。そして方向をフロントに変えて右足を上げてロープを跨ぎます。「あー
ぁ、いやー、いやー、いやー」。ロープの結び目の感触をかみしめるようにし
て一歩ずつゆっくりと進みます。ロープだけでも感じるのに結び目のインパク
トは半端ではありません。さらにフロントのカウンターの前で軽蔑のまなざし
で見られてることを想像するとたまりません。そしてあの中学生たちが仲間を
連れてきて周りを囲むようにして見られてるなんてことも頭に入れてのロープ
オナニーです。もう一度とも思ったのですが何だか嫌な予感がします。
急いでフロントまで行って普通の女の子に戻っていきます。もしかして仲間を
呼んでくるんじゃないかって事が頭をよぎったからです。時間をかけてやって
きたもののここらが潮時だと思って遊び場を去る事にしたのです。もちろんロ
ープは回収して。車に到達すると時刻は15時5分でした。