父ちゃんは、土木建築でのり面吹き付け
と言う山の崖にコンクリートを貼り付け
する仕事をしていました
ひと月に20日は民宿に泊まり仕事する
親方をしていました
ロープ1本で崖で仕事し命綱無し
崖を綺麗に整え、金属の網を貼り付け
生コンホースを身体に巻き強力な圧力に
耐えながら吹き付けするハードな仕事でした
そんな頑張って稼いできている父ちゃんを
裏切った・・・
長男として許せませんでした、
おかあちゃんに、子供会のおじさんの話しを
してから
ひと月くらい何をおかあちゃんから言われても無視していました・・・
つい反発心が出てしまいます
世間は反抗期と思うでしょうが
父ちゃんが居ない時は僕が守らないといけないと心から思っていたのでイヤでした、
子供会のおじさんが誰なのかが分かりました
飯沼と言う人でした、同じ町内で小学生は
9つあった分団下校登校、ラジオ体操にも
よく見る男でした、しかも1つ上の女の先輩の親でした・・・・
ある日、御飯を食べ終わり部屋に向かおうと
した時
おかあちゃんが、「なんか嫌な事があったのか?」と聞いてきました
しらじらしく思っても、おかあちゃんは
現場を見られたとは思って居ない様子
我慢できず
おかあちゃんに、「飯沼と、ここで、布団敷いて、裸でセックスしてたじゃないかっ」
と居間に指さして、スキガラス閉めて
「俺がここで見ていた事を知らなかったのか」と責めてしまいました・・・
おかあちゃんは 悲鳴に似た「あー」と
真顔になり僕は部屋へ行きました
部屋に鍵はないので おかあちゃんが入ってきました・・・
「どうしたらいい? おかあちゃんごめんね」
そんな必死な、おかあちゃんをすでに僕は
許していました
おかあちゃんに、
「もう飯沼と会うな、俺の先輩の親だ」
と言いました、おかあちゃんはもう会って居ないおかあちゃんはお父ちゃん居ないから
寂しかった・・・・
と泣いて言って床に崩れていました
「お父ちゃんには言わないで」と
頼んでいました・・・
「なんて言えばいいんだ?」と怒りをまた
おかあちゃんにぶつけてしまいました
自分のおかあちゃんが「お父ちゃん居ないから寂しかった・・・・」と言ったのは
衝撃的で本当に寂しかったんだろなと
心底思いました、そしてしばらくして
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