祖父はあれ以来、私に見つかったことで吹っ切れたのか、母を祖父の部屋に毎晩呼んで一緒に寝ていました。
私はまだその時は小さかったので母がどうして泣いていたのか、祖母がいなくなって母が祖母代わりに一緒に寝ているのが当たり前と思っていました。
田舎なので平屋の家、夜中祖父の部屋から母の悩ましい声が聞こえることもあり、母が泣いているように思えなかったので見に行くこともしませんでした。
しかし、父の法事直後になるとは母の泣く声が聞こえ見に行ったのです。
すると母は裸で祖父に抱かれていて、「お義父さん、子供が出来たようなんです。この2カ月生理がなくて、、」と言っているのを聞いてしまいました。
「去年もそう言っていて堕ろしたんじゃないのか、、」
「はい、でも、、」
「でも、どうしたんじゃ。」
「はい、でも今度堕ろしたら二度と子供を産めないかたらになってしまうと先生が、、」
だってもう2度も堕ろしているんですから、、彰子に弟か妹を作ってあげたいし、、」
そんな話しから年が明けた時に母は私と13歳離れた妹を産みました。
小さくてかわいい子で、今は一緒に遊んでいます。
今も母は祖父と一緒の部屋で寝ています。
時々夜中に祖父の声が聞こえ、「彩子、今晩もするのか、、」と言っています。
風の便りで祖母は妹が生まれた時に亡くなったそうです。
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