その不良化した奴はさらに不良になっていった。攻撃性が強まっていったというか。もう俺も普通の知り合いの距離感じゃなくなっていった。学校でもかなり浮いていたそいつは教師からも疎まれでだんだんエスカレートしていった。他校の生徒に喧嘩売ったり高校生に因縁つけたり。当時はヤンキーがたくさんいたけどヤンキーというより危ない奴になっていった。そんな状態が続いてある日そいつは俺に話しかけてきた。最近うちの家に来なくなってたんで何かなって思ったらジュース買ってきて金貸してっていってきた。ああついにきたなと思ったね。態度が豹変していて相手にせずにシカトした。当然だろ。こんなバカ相手にする必要もないしどの面さげてそんなこと言ってんのか。思い出すだけではらわた煮えくりかえる。それからそいつら徹底して俺にたいして敵対的になっていった。要するにいじめという奴だ。でもプライドあるからいじめだって認めなかった。自分自身。体操服がトイレに捨てられてたり財布盗んだのが俺だと吹聴されたりとにかく半端なかったよ。俺もこのままじゃいけないと思ったけど親友には絶対相談出来なかった。いじめられてることみとめたくなかったから。ある日そいつにもうやめろって言った。うるさいじゃ一緒に付き合えよって休みとってそいつにつれて行かれた。知らないアパートに。怖いと思ったしリンチうけるなって思ったけどそいつと一緒にアパートに入った。6畳くらいの部屋。30分くらいして窓からバイクに乗った二人組が見えた。誰なのか聞いたら知り合いだってそいつは言った。その二人組は俺たちの隣りの部屋に入っていった。何故かなって思ったけどまた20分くらいすると窓から違う人間がみえた。それは俺の母親だった。2階に上がってきてまた隣りの部屋に入った。ショックうけたしまた着てる服装に驚いた。レザーのミニスカはいて普段しない格好だった。不良のそいつと俺は同じ部屋にずっといた。隣りで何か声聞こえた。そのアパート声がよく通った。ごそごそ声聞こえてそいつといっしょにきいてた。隣りの部屋から喘ぎ声聞こえてきた。うめき声とともに「犯してください」って連呼してた。いつもこんな感じだよって不良にいわれた。母親ずっと叫んでる恥も外聞もあったもんじゃなかった。壁に耳つけろよっていってきたけど無視した。sexは2時間はしてた。はじめは怒りと情けなさの感情があった。どうしてこんなことにって。しばらくすると俺もいろいろかんがえた。母親は普段こうなのかとか、こんなふうに喘ぐのとか。それは屈辱的なことではあったけど正直に言うとこんなこと考えちゃいけないんだけど罪の意識もあるんだけど少し興奮する自分がいた。その不良のまえで突っ張るひつようも緊張感も少しなくなり変な意味での共通意識があったと思う。この不良にたいして怒りと憎しみの感情を抱いていたが不思議にその時はそうかんじなかった。sexの最中母親は乱れに乱れてた。二人で突いて欲しいだの。犯して欲しいだの。普段から抑圧が強かったんだろう。また人間はモラルとか道徳とか恥の感情とかより性の喜びが凌駕してまうということをおもいしらされた。そんな母親の声は聞いたことがなかったし実際そんな声きかされると母親だけでなく俺自身も恥の感情とか情けない感情がどこかふきとんでしまいこの状況に歓 喜する自分をどうその不良にさとられないようにするか必死に言い訳考えてた。母親が心配だからまだいると言って見せたり。なんてひどいことやるんだと怒って見せたりしたが本当はもっともっと犯される声がききたくて、まだ終わるなって願ってた。ああ母さんごめんなさいそんなふうに考えてしまって。今でも複雑な感情を抱く。
※元投稿はこちら >>