僕は母親たちが降りた階を確認すると、ちょうど来たエレベーターに乗り母親たちが降りた階で降りてみました。
運が良ければ部屋に入る母親を見ることが出来るかもしれません。
僕はエレベーターを降りて部屋のドアが左右に並んでいる廊下を見てみると、奥の部屋に母親が男と仇を組んで入るところでした。
僕は母親たちが部屋に入ってすぐに部屋の前に行き、部屋の番号を確認するとエレベーターで降りて、しばらく表をブラブラして立ち飲み居酒屋で時間を潰したりしていました。
一時間くらい過ぎた頃、僕は母親の携帯を鳴らしてみましたが、母親は出ませんでした。
僕は母親の部屋に行ってみることにしました。
ホテルに入りエレベーターに乗って母親たちが入った部屋の前に行き、インターホンを押そうとしましたが、なかなか押せないでいました。
他の宿泊客に不審がられるのも嫌なのでインターホンを押すと、静まりかえったホテルの廊下に部屋の中から何やらゴソゴソという音と話し声が聞こえます。
30秒くらい経った時、部屋の中から母親の声で「はーい」という声が聞こえ、僕は何故かエレベーターの前まで走って行き、そこで部屋の方を見てみました。
部屋からはバスタオルを巻いた母親が顔を出し廊下をキョロキョロ見回して、誰もいないと分かると、また部屋に入っていきました。
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