その時突然母親のスマホが鳴り出しました。
母親は飛び起きてスマホを見ると「お父さんじゃないわ」と呟いて電話に出ました。
電話の相手はさっきまで母親と一緒だった男のようです。
母親は僕がいるからか、声を潜めて話をしていましたが、僕は寝ているふりをして聞き耳をたてていました。
話の内容はよくわかりませんでしたが、母親が「また会いたいわ。おやすみ」と言ってきりました。
母親はベッドサイドにあったペットボトルの水を一口だけ口に含むと、僕のベッドに来て僕に抱きつき寝息をたてました。
僕は目が冴えて眠れず、母親の胸の感触を背中で感じながら横になっていました。
母親が寝返りをうって僕から離れた時に、僕は起き上がり、母親のスマホが気になって手にとってみました。
ロックの解除は僕の誕生日で簡単に解除できました。
スマホの画面にLINEに未読のマークがあり、開いてみました。
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