Kの自宅タワーマンション
やはりKの家は、最高の立地条件のタワマンだ。
あてがわれたゲスト用の寝室の窓から見える高層ビル群のイルミネーションが素晴らしい夜景となって見える。
遮る物がないのだ。遠くまで見える。
昼間も素晴らしい景色がパノラマのように広がっているのだろう。
如何にも成功者の家といった感じだ。
分譲マンションといっても、僕の家とは比べ物にならない。
有る意味、母さんはKと結婚したのなら、この豊かな生活が保証されるのだ。
何の不自由もない生活が手に入るのだ。
だから、Kと結婚したがる女など、いくらでもいるはずだ。その気で探せば未亡人で子持ちの母さんなど及びも付かない未婚の美女や、若い女が群がってくるに違いない。
ねぜ、母さんなのか?
確かに、母さんは魅力的だ。
でも、僕にはわからなかった。
ホテルでの食事は、本当に夕食って時間に食べたので、まだまだ寝るには早い。
明日は仕事って言っても、まだエッチって時間じゃないと思った。
それにKが、侍ジャパンの試合を見るって言っていたことを思い出した。
僕も寝室にあるTVを見ようと思った。その前にトイレにでも行くかって思ったので、部屋を出て廊下を歩いて行った。
どこだったけ?
初めてのところで、トイレの場所がわからなくなった。
廊下を歩いていけば、それらしいのを見つけられるかと思ったので進んでいった。
TVの歓声が聞こえてきた。やっぱりKは試合を見ていたのだ。
ということは、そこはリビングだ。あれ?行き過ぎたかなと思い戻ろうとした時だ。
「あうぅっ・・・・・・んんんっ・・・・・・」と喉奥から溢れてくる声を必死で堪えたような女の声がした。
この家にいる女は、母さんしかいない。
Kがリビングで母さんを抱いていることは明らかだった。
なんて男だと思ったが、僕は決心した行動を起こすことにした。
リビングを覗いて見た。
母さんの豊満な乳房を揉みしだいている浅黒く焼けた手が、脇腹からウエストを伝い、下腹へ下りていく。
母さんの白く輝く素肌は汗ばみ、陰部も充分潤んでいるようだった。
「むっ、なんて素晴らしい身体なんだ」
Kは興奮を隠しきれない口ぶりで言いながら、母さんの腰を掴み、蜂のようにくびれを手の平で味わっていた。
そして、たっぷりと豊かなヒップへと続くラインを、噛みしめるように撫で擦った。
母さんは、唇を奪われ、舌を吸われた。熱い吐息がぶつかり合い、唾液が行き来する音がたつ。
僕は、静かにリビングのドアを開け、ゆっくりとKに近づいていった。
Kに抱きついている母さんが、Kの背後に近づいてきた僕に気付いた。
「HIROくん・・・・・・・・」母さんが見ないでと言ったように首を横に振りながら声をあげた。
Kは母さんの声で、僕の方をチラっと見たが、母さんの乳房の間に顔を沈めこんでいった。
「ぐわっ!」
次の瞬間、Kは後頭部を押さえて仰け反った。僕が振りかぶった拳を叩きつけたからだ。
「い、いやっ・・・・・・」
母さんの悲鳴を掻き消すように、僕はKのみぞおちに拳の連打を打ち込んだ。
Kはもんどり打ってリビングの床を転げ回った。
僕は、その体を何度となく蹴り上げ、Kから完全に意識を奪い去った。
白々と灯りがともったリビングにTVの歓声だけだ響く。
「・・・・・母さん」
僕は母さんに向かい合った。股間を開いたまま凍りついた女体を、熱い視線で眺めまわした。
「渡さないよ。母さんは誰にも渡さない。母さんは僕の・・・・・・・僕だけのモノだ」
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