宴会後
宴会中、K部長は上機嫌だった。
はしゃいでビールを飲み、寿司をたいらげた。
そして、宴会が終わっても帰らなかった。
風呂に一番先に入り、リビングで寛いだあと、僕と入れ替わりに母さんが風呂に入ると、そうすることが当然の様に母さんの寝室へ入っていた。
僕は、ベランダへ回った。
カーテンが引かれていたが、隅の方にわずかに隙間が開いていた。
中を覗くと、K部長はベッドに横たわり、タバコを吸っていた。
しばらくして、母さんが入って来た。そして、ドレッサーの前に座った。
パイル地のバスローブをまとった見事なスタイルいい身体から、湯気が出ている。アップにまとめられた髪のうなじは濡れ、ほつれた髪が色っぽかった。何よりも湯玉をはじく白い肌が、息を呑むほど艶かしい。
K部長は、タバコを消すと、ベッドから降りると母さんを後ろから抱きしめた。
まだ、時刻は10時になったばかりだ。
僕が起きているかもしれないのに、エッチを始めたんだ。
K部長が母さんの耳元で囁いた。母さんは、前を見たまま小さく頷く。
K部長が、母さんのバスロープの前を割った。たっぷりと豊かな乳房がこぼれた。
母さんは、恥らうように身をよじった。湯上りでほのかにピンク色になった悩ましい豊かな乳房をK部長が鷲掴みするのがドレッサーの鏡に写った。
母さんが流麗な細眉をせつなげに寄せているのが鏡に写った。
K部長は更に、何かを訴えようとする母さんの唇をキスで塞いだ。そして、アップにまとめられた髪をとき、降りた髪を撫でた。
そして、必死に拒もうとする母さんの腕を払ってバスローブのベルトをとき、下半身を剥き出しにすると、その奥に指を滑り込ませていった。
母さんが首を振って、キスから逃れ、何かを訴えていた。
しかし、K部長は右手で股間をまさぐりながら、顔を乳房の谷間に沈めた。乳肉をやわく揉みしだき、裾の方から舌を這わせ、粘りつくような唾液の筋を、湯上りの清らかな肌につけていった。
母さんが、首筋を立てて仰け反った。
K部長が乳首を吸いながら、割れ目をやわくなぞりたてると、母さんは慌てて太腿を手で挟んでいた。
K部長はかまわず、母さんの割れ目に触れていった。
母さんがすがるような目をK部長に向けているのがドレッサーの鏡写っていた。
K部長が母さんから手を離し、自分からパジャマを脱ぎ始めた。ブリーフまですっかり脱ぎ、隆々と勃起しきった黒い逸物を露わにした。荒々しい欲望が、そこにはあった。
そして先程、母さんが掛けた内鍵を開け、ドアノブを捻り、ドアを2cmくらい開けた。
「何をするんです!」
母さんが声を震わせたのが聞こえ、はだけたバスローブを元に戻しているのが見えた。
K部長が、再び母さんに組みついた。
僕は、急いでベランダから母さんの寝室の前へ向かった。
足音を殺して、廊下を進んだ。
母さんの寝室から蛍光灯の白い灯りが漏れていた。
一歩進むごとに動悸がし、冷や汗が噴出してきた。
ベッドが軋む音が響いてくる。湿っぽく昂ぶった男女の吐息と、ちゅぱちゅぱという何の音か想像したくない音まで、微かだが伝わってくる。
恐る恐る隙間から覗きこんだ。
「お、お願いです、HIROKIに・・・・・HIROKIに見つかったら・・・・・・」
声を震わせ、母さんが言っていた。
「見つかったっていいじゃないか」K部長は言い切った。
「愛し合う男と女がセックスするのは自然なことだ。HIROKI君だって、そんなことがわからん年でもないだろう」
「で・でも・・・・・・わざわざ息子がいるところでしなくても・・・・・・」
「わざわざしたいのさ」
「えっ・・・・・・」
母さんは、青ざめ絶句した。
「悪いが、最初からそのつもりだった
「ああ、やめてっ・・・・・・」
母さんは身をよじって抵抗したけれど。K部長は容赦なくバスローブを奪い、股間をM字に割り広げた。じたばたと暴れる両脚を押さえ込み、股間に顔を近づけていく。
「HROKI君に見せつけてやりたいんだよ。お母さんの君がもう、彼のモノじゃなく、私のモノだってことを」
ひと舐めして「〈母さんの名前)も覚悟を決めて、思い切りよがるんだ。HIROKI君に、私の女であることを見せ付けてやるんだ」
「い、嫌ですっ・どうしてそんな・・・・・はあっ・・・・やめてっ・・・・・ぐぐぐっ・・・・・・」
抵抗の言葉は、粘膜を舐め上げられると途切れた。歯を食いしばって声をこらえる母さんにK部長はクンニを続けた。
早く来い・・・・・・早く覗きに来い・・・・・・それは、まさに僕を呼んでいた。
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