暫くして…。
薄暗い部屋でモゾモゾと…布団が上下左右に動くのを私はじっと見ていた…布団から先生の両足に尻、腰付近まで私の方に露出され、見えない上半身は微かに動いている…今思えば、先生は、母の太股を開脚し…秘めた花園に…父の大事な花園に…しゃぶりつき…ネットリと舐めまわしていたのだろう…。
『せっ…先生っ…んんっ…あぁっ…んあっダメッ』
なんともいえない感情と、例えようのない興奮、もちろん目の前で起きている行為そのものが、何であるかも解らないまま、黙って見ていた…。
布団からはみ出る先生の、両足と尻が布団の中へと吸い込まれてゆく…緩やかな山のように布団は変化して、時々、上下に揺れ動く…それ以外なにも見えなくなっていた…。
私は目線を反らし部屋を見る、布団の片隅に盛り上がった服らしき物が左右に山積みされていたと思う…。
ラジカセの音が、いや、歌謡曲が途切れた時に悲痛な叫びに似た母の声を鮮明に覚えている…先生の声は、略、聞こえてこない…唯一覚えている声はハスキーな
低い声で母に言った一言のみ…。
『旦那は?何時位かえるんか?』
モゾモゾとゆっくり静かに布団は動く…時には早くガサガサと…流れる歌謡曲、途切れ途切れに聞こえくる、布団に隠る悲痛な艶めかしい母の声…。
『んっ…』『あぁっ…』『いいっ…』『あはぁんっ』
暫くしてガバッと布団が盛り上がり、長い髪を振り乱し…白い裸体を浮き上がらせた母の姿が見えた…。
私は少しだが安心していた…お母さんだ…。
つづく…。
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