母親を盗聴しだして3回目が過ぎたとき、Fさんから聞いていたような激しい内容の事実はなく、Fさんにもそう伝えていた。
その返信が来たのはメールを送ってから数日経ってからだった。
Fさんに、俺が次に盗聴出来る日がいつかを聞かれて、答えた日。
その曜日は必ず激しくオナするはずだと言われた。
半信半疑で俺は家を出たふりをして自室に戻って盗聴を開始した。
その日はゴミの日で、母親がゴミをまとめて玄関を出た。
ゴミステーションから戻ってきた母は玄関を開けるなり、鼻息を荒くしていたのが分かった。
ガサガサという音を立てながら『やらし～、またこんなの～・・・』
ガサガサ音は続き、テーブルに何かを置く音が幾つかしてから静かになった。
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