確か40歳……です。
大久保佳代子似の普通のおばちゃんです。
それが……、家のガレージにカテキョウのよしひろ先生のバイクがあった。なんだか胸騒ぎがした。
(まさか……よしひろ先生?)
玄関の取っ手を引いたら鍵がかかっていた。 ピンポンしてしばらく待ったが反応がない。
しばらくするとドアが開き、母ちゃんが玄関のサンダルを踏んづけて裸足で立っていた。
髪は縛ってあるが乱れていて、額や首筋には汗で幾筋も髪の毛が張り付ている。 さっきまで何をしていたのかバレバレじゃないか。
「ゴメンね、テレビを見ながらうたた寝してたの?」
「先生、来てるんだろ」
「ちょっと前に来たから、あなたの部屋に通しておいたけど」
おれは階段を駆け上がって自分の部屋のドアを開けた。
先生が俺のベッドに寝転んでマンガを読んでいた。
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