その日が来るまで勉強も何も身に入らず、ただ悶々とした日を過ごした。
学校が終わると、わき目も振らずに老婆の家に向かう。
かと言って黙って家に入る事も出来ずに、勝手口の前でウロウロとして居ると、垣根をくぐる様に母親が早足で庭に入って来た。
私は一瞬、気づかれるかと思い、その場に屈み込む。
幸いと言うべきか…母親は私が居る事には全く気づかずに庭を通り抜けて行った。
「坊…」
背後から突然、声を掛けられた私は心臓が止まるかと思う程に驚いた。
モンペを履き切り柄の作業衣を着た老婆がいた。
「母ちゃんは?」
老婆の声に私は、たった今先に…と答える。
「そうかね…」
勝手口の外で手洗いを済ませると
「中に入るかい?」
と言って来る。
勿論、その問いに頷いてしまう私。
先週とは違い母親達が居るだろう部屋は襖で閉め切られていた。
襖を境に聞き耳だけを立てる。
記憶は定かでは無いが当時の母親と息子の会話…
「◯子、一週間が長かった」
「私しも…」
「早く脱げ◯子」
「貴方も」
「何度見ても◯子の身体はイイぞ」
唇を貪り合う澱んだ音が響く。
「◯子、我慢出来ないから今すぐに」
「早く来て、今日は、そのままで大丈夫だから」
「出して良いのか?」
「えぇ…」
布団に倒れ込む音…喘ぎながら息子を求める母親の声。
息子が母親を貫いたのか、刹那気に喘ぐ母親の粗い息が漏れる。
畳の上に座り込んだ老婆が襖に手を掛け僅に襖を開ける。
老婆に招かれモゾモゾと近づく私の目に飛び込んで来たのは、深々と息子の物が挿入された母親の股間。
私もそうだが老婆の目も熱く充血して血走ってるのが分かる。
※元投稿はこちら >>