旧ママ友会の盛り上がりは異常なほどだった。
一通り近況報告話しが済むと話題は昔話しになって、俺達が幼稚園から小学生だった当時の頃の話となった。
誰先生が格好良かったとか、○○先生がうちの母親を見るたびに目がハートになってたとか、何故か話題は母親への誉め殺しトークになっていった。
俺は知らなかった事だがあの当時、ママ友会のメンバーの一部で知られていた話題が、もう時効だからいいよねって言葉からの切り出しで始められた。
母親は、いやよやめてよ~とママ友の話しだそうとしている話題を必死で逸そうとしていた。
しかし、その話題が止まることはなかった。
当時、父親は単身赴任中だった。
そんなときに母親にモテ期が訪れていたことを知るママ友からの暴露話だった。
立て続けに告白されたり、ナンパされたりしていたことがあったというのだ。
あの時の後はどうなったの?とか聞かれ、何もあるわけないでしょと冷静に答える母。
外野からは、えーうそ~ 何かあったんでしょうなどと、期待いっぱいな言葉が飛び交ってから、母からはキスされそうになっただけよ~と言い放った。
やいやいと騒ぐ外野に口を挟んだのは、暴露話を切り出したママ友だった。
本当なのよね~、えみちゃんは何も出来なかったのよ~。(笑)と吐いてから、でもねと続けた。
あの時、えみちゃんの下着が盗まれたり、覗かれてる気配がしてたり、やらしい電話が毎日来てたりしてたのよね~と言い出した。
あれって、○○先生か、○○さんよねきっとと
半分断言じみた詮索トークになっていた。
母は、もういいからやめてよ~という。
だって、あの時えみちゃんもそう言ってたじゃない。と返された。
よくそんなこと覚えてるのね~、もう忘れてたわと母。
その暴露話を切り出したおばさんは、当時ママ友の中でも1番仲良くしていた人らしく、当時の母親の裏話まで知っていた。
ママ友トークは尽きることなく延々と盛り上がりを見せていると、騒がしい雑踏に割って入ってくる電話の着信音。
母親が電話に出ると無言のまま切っていた。
それに気づいたおばさんが、あらどうしたの?と声をかけた。
困った顔で口籠る母親をみて、イタズラ?というおばさんがいて、そうそうと答える母がいた。
昔も、こんな感じでよく着てたのよね~と、暴露話のおばさんが口を挟む。
この手のは、また来るわよ、という。
すると、聴いてみたいというおばさん2人が、悪ふざけっぽく手を上げていた。
じゃ~次来たら○○ママねと、暴露おばさんは場を仕切っていた。
そして数分後にコール。
ほら来たという暴露おばさん。
みんな静かに聴いてみよっていい、受話器を上げてスピーカーボタンを押した。
俺はまたあの野郎かと思ったら、スピーカーから聞こえてくる様子が違っていた。
唸り声と、モーター音が聞こえていて、おばさんの1人が何コレというと、暴露おばさんに、シーっと指を一本立てて言葉を遮れていた。
10分ほど経った頃、スピーカーから小さな声で、おっぱい大きい?ね~、おっぱい大きい?
と言い出した。
一斉におばさん達は笑い出していた。
暴露おばさんは、みんなに指令を出していた。
スピーカーを解除して、みんなで一斉にバーカバーカと繰り返す段取りにしていた。
暴露おばさんがスピーカーボタンを押そうとしたとき、向こうからマンコ黒い?真っ黒マンコなの?と言い出され、おばさんは手を引っ込めて、他のおばさんと顔を見合わせていると、向こうからは、あ~気持ちいい~、精子出そうだよ~、飲んで~と言い出された。
表情が固まるおばさん達。
段取り通りには行きそうもないと判断したのか、仕切り屋おばさんが、勝手にスピーカーを解除して、1人で、いま警○に通報したからね。と言うと、一瞬怯んだのか黙った男が間を置いてから、真っ黒マンコの欲求不満女!
チンコが欲しいんだろ?
入れてやるからマンコ開け!と罵ってきた。
おばさんは負けじと、女に相手にされない包茎チンカス童貞に要はないんだよ!勝手に1人でセンズリこいて精子だしとけバーカと言って電話を切ってしまった。
周りのおばさん達はぽかーんとした表情で、仕切り屋おばさんを見ていた。
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