当時の私には性に関しての何の情報も無く、全く無知な状態だった。
それでも母親の裸体を見た事、従兄弟が母親に触れた事は強烈な印象で、その事は誰にも話せ無いし聞く事も出来ない事と直感的に感じていた。
次の日も同じ日常が始まり、父親は朝早くから仕事に出掛ける、母親は洗濯と掃除を済ませると、何時もの様に居間で和裁の仕事を始める。母親の側で宿題を始めるが、正座する母親の後ろ姿を眺めると、どうしても昨日の事が頭に浮かび上がり宿題も、中途半端に成ってしまう。母親は和裁をしながら何度も私の宿題に付き合ってくれ、終わったのは昼近くに成ってしまう。
何時の様に座敷で昼寝に入る、団扇でゆっくりと扇いでくれる母親、私は目を閉じ眠りにつくふりをする。
母親は私が眠ったと思い静かに立ち上がると居間に戻り再び仕事を始めた。
夏障子から居間で仕事をする母親の姿が見える。
ボーッと眺めて居る間に眠気が私を襲って来て半分眠る状態に陥る、フッと気づくと、いつの間に来たのだろう居間に従兄弟がいた。
仕事の手を止めずに後を向いたまま横に座る従兄弟の手を振り払っている母親。従兄弟は仕事を続ける母親の腕を掴み向きを変えさせ向かい合う。
声は聞こえないが、抗うように二人の手が絡み合う、突然に諦めるたかの様に母親の手の動きが止まる。
従兄弟は母親のワンピースの前ボタンを外すと前を羽だける片方の袖が腕に下がりスリップも同時に肩から外れる。
昨日も見た母親の乳房に従兄弟の顔が近づき従兄弟の顔で隠れて行く。
母親は正座を崩し足を横に投げだし後ろ手で身体を支えている、そのまま従兄弟に押し倒される様に畳みの上に仰向けに崩れる母親。
従兄弟の手が裾から足の中に入って行く、従兄弟の手が動く度に母親の足が、ピクッと蠢く。やがて従兄弟の両手が裾の中に入り従兄弟の手には母親の下着が。従兄弟はズボンのベルトに手を掛け一気に膝まで下ろす。
そこには昨日と同じ物が、母親の足の間に割り込むように従兄弟は身体を進め母親に覆い被さって行った。
裾から大きくはみ出た母親の足が大きく揺さ振れる。
その時には私は未だ、それが性交だとは知らなかった。
従兄弟は暫く母親に被さり上体をのけ反り苦しげな表情を見せ、その後に母親から離れた。
ゆっくりと身体を起こした母親は、下着を手に持ち風呂場へと向かう、従兄弟も後を追うように母親の後を付いて行った。
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