昭和時代まで、そうした風習、結構あちこちの村々に
残ってましたね。都会っ子はそうしたプロがいたから、
お金かけてまでやらしてもらってようやく童貞卒業した
なんて話聞くと、ああ、俺は山村生まれでよかったなと
都会の大学に出てきて思ったもんですわ。私も十五歳の
儀式でもうだれとするのかもわかっていたのでわくわく
してその日その時を迎えたもんです。私の相手は幸いに
もまだ三十路ちょっと過ぎの出戻りの綺麗な上品な方だ
ったので、儀式の後も何度もさせてもらいました。高校
の勉強もみてくれたので成績もよく村のホープでそれが
祟って遠方の都会の大学に進学し離れ離れに。年一度の
里帰りが楽しみでしたが、初めての里帰りで訪ねていき
したい旨をつたえると、こう、これっきり、今回が最後
だといわれました。というのも、そもそも、儀式後の関
係を続けていてはいけない掟があったそうで、この儀式
男の子が男になって女を自分で見つけるためのはずみ車
だと諭され、大学に戻ってからは彼女探しとなりました。
古き良き時代でありましたね。
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