さて。そろそろ最後にしようと思うのですが、最終話はメチャクチャ楽しかった19歳で締めくくりたいと思います。童貞処女を話す場所なので若い頃の話をしても許される事を願いましょう。読書の皆さんも北海道の集落の若者となって追体験してくれたら嬉しいっす。
18から19にかけて人生で最も楽しい時期でした。理由としては車の免許を手に入れて行動範囲が広がった事。家の家業を手伝って収入を得れるようになった事。先輩猟師からとりあえず成人扱いされた事。ミヤビという伴侶をゲットできた事。これら人生の嬉しい瞬間が一度に全てやってきました。
この頃の自分の一日の流れは六時に起きてミヤビを迎えに行く。ミヤビと昨日仕掛けた罠を見回り運が良ければシカを捕獲。シカを連れてきてミヤビと解体して自己消費するか、上質なシカは食肉加工業者へ販売。尻尾は切り取り自治体へ持参して有害鳥獣駆除の報奨金をゲット。
それからミヤビと捕まえた肉を調理するか町に出てもらった報奨金で外食。昼からは田畑の手伝い。夜は猟師仲間との会合等して後は遊び。また軽トラで神居古潭などのデートスポットに行く毎日でした。
この一連の流れなのですが、自分と同じ時期に狩猟免許とって、肉を持って成人した友達と集団行動を取る事もありました。
思わぬ大物が罠ぬ掛かってた時などは自分たちは当時の新技術だったデジタル無線で連絡を取り合っており、いつも山で合流したりシカの捕獲や解体を手伝ってもらったり手伝ってあげたりしていたのです。携帯電話で連絡するより無線でサクッと連絡したほうが手軽というのがありました。
車や無線を活用しつつ一人前の猟師としてのチームプレイというか持ちつ持たれつというかなのですが、友達猟師も19歳。その友達に肉を持ってこられて見染められた彼女も19歳。そんな19歳が4人集まって狩猟という究極のアウトドアをするのは今でもいい思い出です。
自分たちの集落では、前回ひとのエッチを覗きにくる連中をハイエナ扱いしましたが、当時はそれが当たり前でした。自分たちの集落では性に奔放なところがあり、成人して1番最初の猟師の会合時には先輩猟師から「ミヤビ喰ったか?」「ミヤビに尺八してもらったんケ?」「ミヤビのパンテェ脱がしたかや?」等と質問攻めに合いました。
今思えば野蛮な風習ですが、当時はそれが当たり前だと思ってたので先輩猟師にミヤビとの初体験の話を怪談師のように話していました。ミヤビが来ていたセーラー服、パンツは白かった、自分がこういったらミヤビが尺八してくれた、アソコはめちゃ濡れてた、声可愛かったと報告し、先輩猟師が「おー!!」と盛り上がるのです。まこと未開な風習だと思います。
それに車の免許を取るまでは自分とミヤビは自分の家で皆が寝静まった時にエッチしてたのですが木造建築の和風建築なので声が響くのですね。無駄に振動とかも。すると弟が覗きにくるのですが、この集落ではそんなの当たり前みたいなところがあるのはミヤビも知ってるので、まさに結合している部分さえ見られなかったらいいやと開き直りでオッパイくらいなら平気で見られながら騎乗位してました。ミヤビ「こらぁ!のぞくなぁ」と枕投げたりとするのですが、エッチを誰かに覗かれる事なんか日時茶飯事みたいな部分がありました。
すると翌朝に弟がオヤジに「昨日にいちゃんがミヤビねーちゃんとエッチな事してた」とチクるのですがオヤジの回答は「お前もやりたかったら早く猟師なれ」と、エッチな事を出来るのも猟師の特権のように考えており、猟師は鉄砲持てなくなるような素行以外の事ならなんでも許されるという村の風習があるのを感じました。
この頃、ミヤビとは半同棲(ミヤビのオヤジの世話もある)みたいな感じだったのですが、成人後、我が家にミヤビが半分だけ引っ越して来たのですが、男兄弟の実家の中にミヤビの歯ブラシや化粧品が洗面所に置いてたり庭にはミヤビのブラジャーやパンツが干され始めて弟にはほどよいオカズにされたでしょうが、そんな田舎ならではの新鮮感に満ち溢れてたのもこの頃でした。そんな風潮で育った自分には東京の防犯カメラに囲まれた生活がたまに嫌になる時があります。
では最終話に相応しいお話をして話を締めくくりましょう。
自分には中学生の娘がいます。つまりミヤビが20歳の時に出産した子供になります。
自分たちの集落では子供は早いうちに出産したほうがいいという未開の地域特有の考えがありました。子供は村全体で育てていく相互扶助システムが存在していたので子供を育てるのに経済力は不要という考えがあったのです。
当時19歳の自分達もその考えに自然と染まっており、ある日ミヤビが親友の女の子と二人でこんな事を言い始めたのです。
「もし妊娠するなら親友同士で同じ時期に妊娠したい」
その言葉がきっかけで自分とミヤビ。そして自分の親友の猟師とミヤビの親友である女子の二組のカップルが「同時期妊娠中出しプラン」を考えたのです。
そこからが若気の至りですよね。「同時期妊娠中出しプランか。。。」と四人は考え、すると自分の親友が言い出したのです。「わかった。俺、今からハズキに中出しするけん。そっちもやれや」
何も公開セックスしようという意味ではないのです。当時の自分達は真剣でした。つまり同時期妊娠をちゃんと遂行したという証明?裏切り防止?適切な表現が出て来ませんがそんな感じです。それだけ妊娠させるのは自分たちにも覚悟が必要だったからです。
ここまでエッチなシーンはわりと淡白に書いて来ましたが最後なので時間をかけてこのシーンの一挙一動を書いていこうと思います。
次回、親友同士だからこそ突っ走った同時期妊娠計画の詳細です。お楽しみに。
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