※※つづき※※
お金を払っておつりをもらうとき、手を握って渡され僕の目線に合わせるように
腰をかがめて言ってくれた。
「今日のことは、誰にも言わないで秘密にしてあげるから、安心して、また来てね。」
そんなわけで、中学高校と定期的にその床屋に行って散髪してもらうようになっていた。
その後は、ほとんどそのお姉さんがやってくれるようになっていたけれど、小6の恥ずかしい
事件にふれられるようなこともなく、安心したような、物足りないような感じがまいどついて
回っていた。高校になると長髪でも文句がいわれなくなって、年に数回行くか行かないかとい
うくらい床屋に行かなくなった。夏ともなれば長髪は暑苦しい。夏休みのある日、母親に、い
い加減暑くるしいから、そろそろ床屋行っておいで、と、当時としては大金だった五千円札を
ポンと出してくれて、今すぐ行けば、おつりはネコババしていいけど、グズグズいううんだっ
たらキッチリしかあげない。どうする?といわれて、さっと五千円を手に取って、トランクスと
ランニングというラフな普段着にサンダルつっかけて床屋に行った。
平日の昼下がり、床屋はガラガラ僕一人貸切状態だった。
「ああら、久しぶり!さすがにあつくなったん? さ、どうぞ」と一番奥の椅子に案内された。
「今日は、おかみさんはいないの?」と聞いたら
「平日で、誰もきそうもないからって新宿のデパートまで買い物ですって。のんきなもんよね。」
「って、誰も来なかったら、お姉さんと二人っきり?」
「そう!二人っきり! 照れちゃう? 大丈夫?」
と屈託なく冗談言われてからかわれ、洗髪してもらったり髭剃ってもらっているときに当たるお姉さんの
体のやわらかさにペニスが反応し始めてしまっていた。下は、押さえの利かないゆるゆるトランクスで、
勃起したらバレバレ。床屋用のシーツがかけられているときはごまかせても、
取り除かれたら、丸見えじゃん!と、洗髪のシートかけられ洗面に向かって頭を流してもらっている間に
ペニスの向きを上に向けてなんとか勃起がめだたなそうな位置におくことに成功してホッとした。椅子に
座り直して髪を乾かしてもらっている間はなんとかごまかせたが、顔面を剃るから背もたれを倒されてて
万事休す。顔に蒸しタオルを乗せられ、剃られ始めたら、そのゾクゾク感に堪えれず、思わずのけ反って
しまった。お姉さんは気づかないふりして顔を剃り続けてくれた。首筋とかのどの辺りを剃られていると
きに時折見える胸元や袖口から見える下着の一部に興奮し勃起は強まるばかり。剃り終わって顔を熱いタ
オルで拭いてくれるまで、無言のまま過ぎ去りホッとした。その静寂が破られたのは、お姉さんが髭剃り
後のクリームを塗って広げてくれているときだった。
「大丈夫だったぁ? だいぶ硬くなっちゃってるみたいだけど」
「え、ええ。だ、大丈夫です」
「そう、それならいいんだけど。家、帰ってもおかあさんとかいるんでしょ?」
「え、まあ。」
「じゃあ、夜まで我慢するしかないんだあ」
「え!? あ! その、それは大丈夫、というか、その」
もう、しどろもどろだった。
「
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