2人の行為は、物凄くショックでした。姉とはそっくり、ではないですが、少しは似ているし、声は自分ではわからないのですが、よく似ているそうです。だから、姉を自分に無意識に置き換えたのかもしれません。また、小5の夏休み過ぎから胸が膨らみ始め、自分が女の子だって、今までと違う意識が芽生えていた時期だったから、というのも理由です。
私に見られてから、ふたりと話したり、遊びに誘われたりすることが増えました。小学生だったら行けないところへの買い物やドライブでの外出、ちょっとしたプレゼントももらってました。わたしが親に何か言わないか、ひやひやだったんだと思います。
そんな感じたったら、ふたりが楽しめないですよね。それで、夏休み前に春輝さんの大学の友達、健太さんも一緒に遊ぶようになりました。
初めて健太さんに紹介されたとき、二人はわたしを理絵の妹で高校1年生ってことにしたみたい。だから、姉が服を貸してくれて、ちょっと大人っぽい感じで遊びに出かけました。
健太さんは、姉の処女を春輝さんがもらったのを聞いていて、うらやましい、俺も、って思っていたそうです。処女だった高2の子の妹なら、妹もきっとまだ処女と喜んだらしい?です。
健太さんは、小柄な女の子が好みだったのと、私の顔もタイプだったそうで、すごく優しく扱ってくれました。男に免疫がなくて、周りにいるのは精神的にも肉体的にも子供な小学生男子。だから、それと比較するのと、健太さんがわりとイケメンでもあったから。
健太さんに惹かれていきました。
歳のことは、話題になりません。なぜなら、理絵のひとつ歳下の高1と思い込んでいるから。だから、遠慮なく手を繋いできたり、身体に触れたりされました。わたしは毎回ドキドキするのですが、嫌ではなかっです。
7月の終わり、今はもう無くなっちゃった豊島園に暑いのに、プールでなく、遊具に乗りに行きました。姉が全力で日に焼けたくない、って訴えたから。汗だくになりながら、夕方まで遊んで。
最後、姉と春輝さん、わたしと健太さん、二人ずつ分かれて観覧車のゴンドラにのりました。斜め上の姉たちが抱き合い、キスするのが見えました。恥ずかしくなり俯いていると、健太さんがわたしの身体を包み込み、あっと思った瞬間、真横にきていたゴンドラの中の春輝さんと目が合った、すぐ。
健太さんが私の顎に手をかけ、上を向かされた私は、唇を奪われました。
※元投稿はこちら >>