(^-^)ありがとうございます!
母親達はもうできあがり、ロッジに戻っても酒盛り。小さい子らはまとまって遊んでいて、微妙な年齢の私は手持無沙汰から手伝い役みたいになっていた。
彼も荷物持ちなどでなし崩し的に来ていて、アルコールも多少入っていたから、子供らは子供らでまとめて一棟に泊まらせる事にして、彼もそこにお守りがわりに泊まらせるはめになる。
彼が了承したのは、私がいたからです。
ママは甲斐甲斐しく家にいる時より働く私を皆が褒めるので期限がよかった。
あと、彼がママと接する時に見せる態度にも、久しぶりにときめいていた部分はあったに違いない。
私でもママが一番タイプなのかなと思えましたから…
そんな時、この近くのお寺の話題になり、彼が行ってみたいと身を乗り出した。
なんか心霊スポットじゃないけど、そういうのが好きみたいでした。
「じゃあ、悪いけどうちの子も連れてってくれな~い…ついでに買い物も頼みたいの。」
私は荷物持ちかと突っ込み笑いをとりましたが、内心はガッツポーズ!
「あなた、そういう怖いのよく見てるじゃない…本当に危ない場所ならアレだけど、所詮お寺だし、ボディーガードもいるし行っといで!買い物もね!」
ママは私と彼を仲良くさせたいようでした。
それなりにもう仲良かったけど。
将を射るには馬からじゃないけど、馬で引き寄せる作戦だったのかも?
娘を出汁にしてでも、ここで関係を切れさせたくない…
そんな感じでした。
涼しげに虫が鳴く林道めいた場所を歩いてると、「こりゃ、帰ってからも風呂入らないとダメだね…けっこう坂もあるし歩くから汗かくよ…」
道のりが長ければ長いほど何かが起きそうで、私は歩くのは得意と言った。
彼もそりゃ、一緒に歩いてる子が好みならいくらでも歩けるよと肯定し、こうなるチャンスも伺ってたと秘密でもばらすように言った。
「え~!ほんと~!(笑)なんかよからぬ事とか考えてたりして…」
「あっ、したりしてた!ちょっとは…」
あ~…なんか会話が自然と弾む!
私はもう警戒心など欠片もなくって、腕に触れたり自然にしてたし、お寺が近づくにつれ道がまた暗くなってくると、演出で怖さを感じてる振りをして腕を絡めた。
彼はチマチマ缶チューハイを飲んでいて、それをちょっと飲ませてもらったりした。
間接キスだけどとぼけていたら、向こうからその事をふってきて、お寺についたら本当にキスしちゅおうか…?
と、悪巧みを打ち明けるようにせまってきた。
「じゃないと、お寺に置いてっちゃうよ!」
「ええ~っ!何それズルい!」
なんて言いつつ、うわっおぅ!
ついにキスしちゃう?!
なかば予期してたけど…
「じゃあ、…ちょっとね…軽く…」
「わかった!じゃあ、軽く!…軽いけど、たくさんね!」
「…もう…どれだけしたいの?…彼女いるんでしょ?」
彼はそれだけ私がかわいいからだよと、タメの男子では絶対言ってくれないようなセリフを口にし、境内をぐるりとして無人なのを確認すると、私を抱きしめキスしてきた…
男の唇だって柔らかいんだあ…
離してもすぐに唇をくっつけてきて、つけてる時間が長くなってきて、舌を入れたいと言われ、それは帰ってからにしよ、と言った…
「小さい子らはすぐ寝ちゃうよ…」
「だったら一緒にお風呂入ろ」
「…いいよ」
「えっ!…それはダメかと思ってたけど言ってみた!でもそれはそれで我慢できるかな…?」
「私をその気にさせられたらいいよ…」
腹をくくったら女の方が凄いんです!
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