ある日曜日、私は友達と遊ぶって嘘ついて
たか君と駅で待ち合わせした。
どこかに行きたかったけど、お互い学生でお金もないから、たか君の家に直行した。
部屋には叔母が宅配便で送ってきてた、お菓子やジュースがあったので、それを食べながらテレビを見ていた。
「たか君、あれから誰かとキスした?」
「何回かある」
「ずるーい 私ない」
「これからだよ」
「やだ、したい」
たか君は、明らかに困惑していた(笑)
「したいの?する?」
「したい、する」
キスすると、お菓子のしょっぱい味
たか君のキスは、大人のキスになっていた。
「最後までしちゃう?」
冗談めかして、たか君が言うから「しちゃうか」ってこたえた。
たか君は、コンドームを買いに出掛けた。
私は、その間にカーテンを閉めシャワーを浴びた。
戻ってきた、たか君は「俺は朝浴びたから」って言った。
シャワーを浴びたあと、私はまた服を着ていた。
私の服を脱がす たか君の指が少し震えてた。
たか君は自分で脱いだ。
初めての日はフェラしなかった。
一方的に、たか君が私の体を触って濡れてきたから入れようとした。
でも1回目は痛くて最後まで出来なかった。
血も出ていた。
1時間ぐらい休憩してから2回目に挑戦した。
また痛くて、血もちょっと出てたけど
「もうちょっとだから我慢して」って頼まれて
痛みに耐えながら最後までやった。
正直、痛みのせいかあんまり覚えていない。
ただ、ただ、早く終わってって思ってた気がする。
それから何年か関係が続き、私はすっかり女の体になっていた。
たか君の腰に足を絡め、快感を貪るようになっていった。
狭いワンルームは、私達の快楽部屋だった。
たか君は社会人になった。
たか君に彼女ができ、私にも彼氏ができた。
「もう終わりにしよう」って約束して別れたのに
たか君から「やっぱり会いたい」ってメールがきた。
1度だけ、ラスト1回って約束して会ったけど
「うまく続けたい」ってたか君に言われて、凄く迷った。
迷いながら年に数回、今でも会っている。
狭いワンルームはもうない。
ラブホの部屋でお互いの関係も何もかも捨てて、ただの男女になっている。
少しの罪悪感と背徳心を抱えながら。
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