中高生の健康な男子なら、女体や未体験のセックスに憧れを抱くのは普通であろう。
それが現実のものとなる時、興奮が頂点に達し、我を忘れて目の前の御馳走に食らいつくのも普通であろう。
…と思っていた。
実際は違った。
妙に冷静なのだ。
兄貴が隠し持っていた『でらベッピン』の内容を思い出し、次はこうしてああして…とシミュレートしつつ、一方ではブレーキをかけなきゃと考える。
あれやこれやと考えるが、この一言に尽きた。
とんでもないことになったなぁ…
退くも進むも決めかね、求められるままにキスをし、胸を愛撫する。
この状況が30分も続いたことに焦れたのか、えっちゃんは胸を愛撫していた僕の手を掴み、
「こっちも」
デニムのスカートの中に導き、股間を触らせた。
月並みな表現になってしまうのだが、下着の一部分がびちょびちょに濡れていた。
あぁ、エロ本に書いてあったのって誇張されてると思ってたけど、あれ嘘じゃなかったんだと思った。
もう退けないとこまで連れてこられちゃったみたいだな。
覚悟を決めたのか、或いは欲望が理性を凌駕したのか、わからない。
ただ、僕の心のたがが外れたのは感じた。
もうどうなってもいいや。
こうなったら、いくとこまでいっちゃえ。
下着の上から濡れた部分を触る。
ゆっくり、ゆっくり。
形を確かめるように人差し指を往復させる。
僕の肩にしがみつく手に力が入り、少し開いていた太腿を閉じ、体をうねらし大声を出すえっちゃん。
「あぁっ!だめっ!いいっ!」
挟まれた手は動かしにくくなったが、太腿の感触はなかなかの心地よさだった。
動く範囲で指先を小刻みに動かす。
こちょこちょとくすぐる感じだ。
閉じていた太腿が、次第に開いていく。
指に股間を押しつけてくるような仕草をする。
かわいいなぁ、と思った。
下着の脇から指を入れ、濡れた部分に触れる。
人生初の生まんこだ。
人差し指の指先を這わし、形状を探る。
ここが穴か…で、このこりこりとしたやつがクリトリスっつてやつかな?
えっちゃんのでかい声を抑えるため、キスをしながらの探索を余儀なくされ、まだ見ぬ初まんこを指先で堪能する。
穴に指を入れると一瞬動きが止まり、クリトリス(と思われる場所)に指が触れると腰が前後に動く。
同時にやったらどうなるだろう?
どっちの動きが優先されるだろう?
穴か!クリトリスか!
勝つのはどっちだ!?
頭の中で、フルタチが実況している。
罪悪感なんてどこかにいってしまっていた。
人差し指を挿入しながら、親指でクリトリスに触れる。
勝者……穴!!!
前後の動きはなく、だらしなく股を拡げた状態で体を仰け反らした。
キスで塞いでいた口から、ふー!ふー!と何かを絶叫している。
何て言ってるんだろう?
口を離した。
「だめ!いっちゃう!」
その数秒後、
「いってる…いってる…」
と、腰をうねらす。
エロ本なんかじゃ、いってる最中に「今いっています」的な発言は一つもなかったよなぁ…こんなもんなのか、芝居なのか…
これらの経験が、のちの『女体探検家』誕生に繋がっていくとは、知る由もなかった。←赤いシリーズ風に
長くなったので続きはあとで。
※元投稿はこちら >>