ふわふわしたような俺でした。
美穂さんは何か俺に言いましたが、耳には入っていませんでした。
ただ、満足したか?みたいな問いに、俺は首を縦に振ることしか出来ませんでした。
美穂さんは再び襖を開け、息子さんの様子を見てました。
「泊まっていく?」
美穂さんの言葉に、俺はやっと我に返ったようになりました。
「いや、俺、帰ります」
俺はそう言い、トランクスとズボンを、何故か慌ててはきました。
美穂さんは裸のままでした。
「そう?んじゃあ気をつけて帰ってね?もう遅いから」
下着をつけていた美穂さん目にしながら、俺は自転車を押して少し歩きました。
パンツの中がやたらとゴワゴワしてて、美穂さんの唾液、美穂さんの汁、俺の汁かわからないゴワゴワ感に、やったんだ、本当にやったんだみたいな気持ちが高ぶってきました。
引き返してもっとしたい、そう思って引き返しました。
でも美穂さんの部屋は、すでに電気が消えていて、俺は帰りました。
そして俺が帰りながら考えてたこと、それは美穂さんの中に出してしまったことでした。
翌日、俺は美穂さんにメールしました。
「昨夜はありがとうございました」
「どういたしまして」
中に出したこともメールしました。
「心配しないで」
そう返事がきました。
翌週、また美穂さんのとこ行ってよいか聞きました。
都合悪いからと断られました。
俺は一回こっきりで終わりにされるのかもと、内心焦りました。
でも、翌週には、息子さんが次、孝史兄ちゃんはいつくる?と息子にねだられたと、誘われました。
そして俺は美穂さんにまたお願いしたら、させてくれました。
今度は少し落ち着き、美穂さんに教わりながら、出来ました。
二回、中に出して、また帰宅しました。
それから一ヶ月は、美穂さんの都合で、美穂さん宅には行けないでいて、やっと都合良いとなり行きました。
そこで言われたのが、生理の遅れでした。
様子見て病院に行くと言われ、頭が真っ白になりました。
結果、妊娠でした。
俺が二十一才の誕生日にあと数日ってときでした。
「私が避妊せずに、安本君の上に乗ったんだから、安本君に責任ないから。私に任せてほしい」
そう言われました。
「おろすの?」
そう聞きました。
「そうするしかない、でしょ?」
言われてしまいました。
ちょっと釈然としない気持ちが残りました。
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