中学二年初秋から始まったS子さんとの関係。
中学三年、高校一年と関係を重ねていきました。
最初は日曜、S子さんが休みのときなら大体OKだったんです。
それが高校に入学したあとあたりから、その日はダメって言われることが、少しずつ増えていきました。
ほぼ毎週のように通ったS子さんのアパート。
それが月二、月一と減り、ダメが増えていったり、午前中だけならとか、午後だけならとかになっていきました。
高校一年もあと僅かという冬、私がいるとき、誰かが訪ねてきました。
S子さんは外に出て、きた人に話しをしているようでした。
『ごめんごめん』
と言ってすぐ戻ってきました。
誰が訪ねてきたか聞くと、近所の知り合いだと言いました。
それからは誰かが訪ねてきたり、電話がかかってきたりと。
S子さん入浴中、電話がなりましたが私が出るわけにも行かず、でも電話の横にある手帳が目に入りました。
ついその手帳を開いて見てしまいました。
日曜にしか物が書かれてなく、名前が書かれていました。
今日の日付のとこを見ると、私の名前が書かれていました。
前月、私がS子さんとした日、そのときは午後からだけでしたが、PM正行、AM英司とか書かれていました。
見ていると、英司?英司って小学校の頃同じクラスだった?
大介?大介も同じクラスだった。
洋輔も同じ小学校、Yと同じ中学にいったはずだ、知らない名前もいくつかありましたが、おそらくYと同じ中学かなにかかなと見ていました。
とにかく日曜には誰かの名前が書いてありました。
そうか、私以外ともしているんだなと思いましたが、出てきたS子さんには何も聞きませんでした。
やれる人を失いたくなかったからです。
高校二年になる前の春休み、私はアポとるための電話をしました。
『おかけになった電話番号は、現在使われておりません』
私はアパートに行ってみました。
外からしか当然見えませんが、誰かがいる様子なく、窓際に置いていた物もなくなっていました。
いなくなっていました。
突然でした。
エッチも突然、いなくなるのも突然でした。
高校二年になり、暑くなり始めたあたり、母親に聞かれました。
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