多分それはそんな機会が今までなかったからかもしれないけど……5年も前から夫とはセックスをしてないし、今ではそれが普通になってしまい自分でもセックスしたいなんて思わなくなった。
昨日までは……私の中で何かが崩れていく気がした。
「おばさんでいいの?初めてなんでしょ」
「はい」
「あなたのお母さんと同じくらいの歳よ」
「おばさんは綺麗です。女性としてとっても魅力的です。おばさんとだったら俺、俺……」
「わかったわ。でも今日はいや。おばさんこんな格好だし。ススムもいるし……。」
「……」
「松田君。バイク乗ってるでしょ。」
「はい」
「今度、おばさんとデートしよっか。バイクでどこか行こうよ」
「本当ですかっっ」
「うん。今度の土曜日なんてどう?ススムも夫と出掛けていないし。おばさん一人だから遊びにいきたかったの」
「はいっっ。迎えに来ます。」
「じゃあ決まりね!10時に来て!」
ケンイチは嬉しそうに残りのコーヒーを飲むと立ち上がった。
私の性欲は爆発しそうで、思わずケンイチの腕をつかみ、
「松田君。キスしてあげようか」
「えっ」
「大人のキス教えてあげる」
と言ってケンイチと唇を合わせた。
最初は唇だけの軽いキスだったがケンイチの首筋に腕を回し私は淫らに舌を入れた。
「今日はここまでね」
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