僕が素振りをしているのを和枝は座って見ていました。
集中できないので、和枝の横に座って話していると
「私…夏休みって嫌い!」
「なんで?」
「いろんなイベントがあるでしょ!祭り花火大会、親のお盆休み!みんな彼氏彼女、家族と出かけちゃうからつまんない!」
割と真面目に言われかわいそうになって
「俺は毎日この時間ここにいるから!寂しくなったらおいで!」
和枝は嬉しそうに笑っていました。
それから毎日のように会うようになりいろんな話しをしました。
和枝が幼いころ、父親が酒を飲んでは暴れて母親、幼い和枝を殴り、最後は和枝の前で母親を犯して終わると父親は寝ていたそうです。
トラウマというか、男はセックスさえやればいいんだ!セックスをやらせれば優しくしてくれるんだ!そう考えるようになり、噂が広がりヤリマンになったそうです。
この時、すでに和枝を好きになっていました。
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