この日のメインディッシュは、実はここではなかった。
映画館は前菜のつもりだったのに、まさかここまで静香が暴走するとは、予定外だった。
俺は、静香のリードを引き、エレベーターに向かう。
手前の受付にいたおばちゃんが、頭から精子まみれの静香を横目で見ながら、“フンッ!淫売女が”と、あからさまに侮蔑の言葉を吐く。
だが、罵倒された当の静香の耳には届かず、早く帰って俺とのヤリ納めをする事しか頭にない。
駐車場でコートを奪われ、乳首も陰毛も丸見えの風俗襄顔負けの透け透けセーラー服でここまで歩かされた時の羞恥心はどこにも無く、エレベーターの前で腰をフリフリしながら、無邪気に振る舞っている。
「早く帰ろ、帰っていっぱいエッチしようね。やっぱり静香、拓ちゃんのチンポが一番好き!は~や~く~!拓ちゃんの精子い~っぱい欲しい~!」
下からエレベーターが上がってきた。
扉が開くと、中に男が1人乗っていたが、構わず乗り込む。
「ね~え~、これ上だよ、駐車場は地下でしょ、早く帰ろうよぉ~」
俺の腕を揺さぶり、小娘のように甘えてくる。
内容とスケスケは別として、ツインテールのセーラー服で甘えられると、本当に女子高生のようだ。
エレベーターに乗り込むと、上だとわかっているのに、静香がB1のボタンを押す。
ハイテンションの静香は、上がり始めたエレベーターの中を楽しむように、乗っていた男の股間を弄って遊んでいる。
4Fでエレベーターが止まり、男が静香から逃げるように降りて行った。
「ああ、逃げなくてもいいのに、お金使わなくても、静香ならタダでオマンコさせてあげるのに」
暴走中の静香は、こういう下品な言葉も平気で口にする。
扉が閉まると、再びエレベーターが上がって行く。
俺は最上階のボタンを押していた。
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