「相手が静香ちゃんだったら、いいですよ」
もう一度、瑞希が言った。
俺達三人共、耳を疑うというか、瑞希の言葉がすぐには理解出来なかった。
「でも、お兄さんは大丈夫何ですか?静香ちゃんが、自分の妻が弟とはいえ他人とセックスしても」
瑞希の追求に、少し狼狽える兄貴。
「あ、ああ、それで静香の欲求不満が解消されるんだったら……………、本当は俺だって嫌だけど、見ず知らずの男と浮気されたらって、想像しただけで夜も眠れないんだ」
「兄貴!自分が何言ってるのかわかってんのか?」
「拓ちゃんは黙ってて!」
瑞希が遮る。
「静香だって、拓海ならいいよな?ずっと黙ってるけど、静香だって本当はしたいんだろ?嫌なら嫌だって言うはずだろ!静香はどうなんだ?」
痛い所を摘かれた静香は、下を向いたまま黙っている。
「ほ、本当にいいのかい?瑞希ちゃん」
「えぇ、他の女だったら許さないけど、静香ちゃんなら許してあげる」
「あ、ありがとう、瑞希ちゃん」
瑞希の左手を、両手で握り頭を下げる兄貴。
「でも、条件があるわ。拓ちゃんを貸すのはいいけど、私の知らない所はダメ!静香ちゃんとセックスするのは私の前でして!」
「そんな………瑞希ちゃんはいいのかい?だって目の前で他の女と………その………だよ?」
瑞希の意外な言葉に、兄貴がまた戸惑いを見せる。
「だって、私の知らない所で静香ちゃんとセックスしてるなんて、我慢出来ないから!お兄さんだって、静香ちゃんが買い物って言って、拓ちゃんとホテルでセックスしてたら嫌でしょ」
「そりゃそうだけど………でも、俺は静香と拓海を信じてる……から………」
しどろもどろの兄貴、最後は言葉になっていなかった。
「じゃあ、行きましょうか」
そう言って、瑞希が立ち上がる。
「ど、どこに?」
「決まってるじゃない、二人の寝室よ」
今の今かよ!兄貴も戸惑っている。
「私だって辛いのよ!お兄さんも覚悟を見せてよ!」
「いや……これからって、心の準備が…………」
「今から私とお兄さんの前でして。お兄さんも、自分が言い出した事なんだから」
瑞希の剣幕に流されるまま、4人で寝室に行った。
「さぁ、拓ちゃんも静香ちゃんも脱いで、私とお兄さんはここで見てるから」
もう、覚悟を決めて静香を兄貴の前で抱くしかないと服を脱ぐ。
ベッドの前に立ちすくむ静香、さすがに兄貴の前は抵抗があるようだ。
「もう!静香ちゃんも覚悟して!ねぇ、拓ちゃん、静香ちゃんを脱がしてあげて」
俺は、ゆっくりと静香の服を脱がし始めた。
最後のパンティを脱がして、静香をベッドに寝かせる。
両腕で胸を隠し、まるで初体験のような恥じらいを見せながらも、ジッと俺の目を見て離さない。
俺は静香に覆い被さり、唇を重ねようと顔を近づける…………その時。
「待った!ゴメン、ちょっと待って」
兄貴が止めた。
やっぱり嫌だよな、弟でも他の男に抱かれるのは…………残念な気持ちと、半分ホッとした気持ちだった。
「キ、キスは………キスはやめてくれ………嫌だ………それとしゃぶらせるのも………」
兄貴にとって、静香の唇は大事な場所らしい。
「じ、自分から言い出したのに………そ、それと、避妊はしてくれ」
そう言って、コンドームの箱を差し出した。
静香を見つめると、静香も頷いていた。
“わかった”と言って、俺は静香を抱き始めた。
胸を隠す両腕を左右に開き、首筋にキスをする。
“あっ”と小さな声が漏れる。
乳房を握り、乳首を舐め、軽く噛んでみる。
オマンコに手を伸ばすと、恥じらう顔とは裏腹に溢れるほど濡れていた。
俺は兄貴との約束を忘れ、静香にキスしようとした。
「ダメ!」
静香が顔を横に背ける。
そうだった、キスとフェラは禁止だった。
俺はキスを諦め、静香のオマンコを舐め、溢れるマン汁を啜る。
感じてるのを悟られないように、一生懸命声を殺している。
俺は、静香のオマンコを舌と指で弄り逝かせる。
「イクッ!」
小さな声だったが、兄貴にははっきりと聞こえる声だった。
俺は、静香のオマンコにチンポを擦り付け、そのまま奥まで突き刺そうとする。
「待って………ゴム……」
そうだった、意外と冷静な静香だったが、兄貴に見られているから、セックスに没頭する事が出来ずにいた。
だが、欲求不満の身体は正直だ。
俺がゴムを付け、静香のオマンコに挿入した途端、思いきり締め付けてきた。
声は我慢しているが、腰は激しく動き、俺の限界を誘う。
静香も、最後は押さえきれない大きな声で逝った。
俺も、そのまま中に出した………もちろんゴムの中だが。
静香が逝った瞬間、兄貴は顔を背けていた。その兄貴の顔を見て、静香は涙を浮かべていた。
「シャワー浴びてくる」
それだけ言って、静香がパジャマを拾い、裸のまま寝室を出て行く。
俺も、服を拾い静香を追うように寝室を出た。
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