私が初めて妊娠したのは、10年近く前の事。
当時、弟と過ちを犯した私は、就活を控えていて、中絶する事を選択した。
色んな後悔があって、結婚も母親になる夢も、諦めていた。
そんな時に、弟が結婚して子供が生まれたり、養子の話や叔父の病気の話があって、代理出産の事を思い付いた時は、ラストチャンスだと思った。
後継ぎを欲しがってた叔母は、私達姉弟にとっては恩人だし、養父に認知して貰えれば、子供にも相続権がある。
叔父も、初めは私の提案に躊躇っていたが、自分の死期を察して、遺言状まで用意してくれた。
安心して子供を産める事は、一生独身を貫こうと決めた私にとっても、夢のような話だった。
男の子が産まれたら、叔父の名前の一字をとり、女の子が産まれたら、叔母の名前から一字をとった名前も、既に決めた。
もしかしたら、子供には会えないかも知れないのに、叔父も名前を気に入ってくれている。
天国へ旅立っても、子供や私達を見守り続けると約束してくれた。
家族や親戚には軽蔑され、バレたら叔母に、恨まれるかも知れない危険な賭けだけど、その価値はあると思うし、最悪の場合でも、私は子供を授かり、母親にはなれる。
妊娠する前から、気が早いとは思うけど、気持ちは出産前の妊婦にてもなった気分で、ドキドキしたり、ワクワクしている。
さすがに、こんな話は、ナンネでしか出来ないけどね(笑)
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