つづき
叔父が持参したバッグからバイブを取り出したので、
「待って」
と言った。
「どうして?」
「そんな物を使ったら、アソコが濡れちゃうでしょ!」
「ダメなの?」
「避妊する時は良いけど、女の子の汁は、雑菌や精子を使えなくするんだよ?」
「じゃあ、どうすれば良い?」
と訊かれたので、私は病院で処方された塗り薬を見せた。
「これをお互いの性器に塗り込めば、着床する確率も上がるんだよ」
「そうなんだ」
と言って叔父は薬の容器を見ていた。
「ローションなんだ」
「使った事ある?」
「身体に塗るんだよね?」
「これは粘膜に塗るんだよ」
と言って、私は薬を手のひらで伸ばして、手際よく叔父の性器に塗り込んだ。
「………」
何も言わずに、恍惚としていた叔父に
「私にも塗って」
と言ったら、余計なところにも塗り始めたので、
「ここだけ」
と言って、自分でアソコに塗ってみせた。
「さあ、これで準備はできた」
と言った私は、叔父をフローリングに敷いたカーペットの上に寝かせて、馬乗りになった。
「出来るだけ限界まで我慢してね」
「うん」
「濃厚な方が確率も上がるからね」「うん、解ってるよ」
「じゃあ、私の呼吸に合わせて動いて」
と言って、初心者の相手をするように私は叔父と交わった。
子作りの経験はあっても、結果を1度も出せてないのだから、妊娠した経験のある私の方が上だと思った。
叔父の表情を観察しながら、呼吸に合わせて、規則正しいリズムで、ゆっくり腰を上下させてみた。
「だいたい、こんな感じ、できる?」
「やってみる」
と、言っても叔父の動きは、早くなりがち。
「ペースが早い」
「落ち着いて」
と、私はムードをブチ壊しながら、叔父が先走りするのを抑えた。
(イメージ通りにしていれば、間違いなく濃厚な精液を浴びて、妊娠できる)
と私も自己暗示していた。
単調な動きを20分、時計で計りながら、会話もなく続けた。
疲れてきたので、挿入した状態で体位を変えた。
ストイックに、儀式のような子作りは30分を越えた。
「そろそろ、限界」
と言って、叔父は私を強く抱いた。
「叔父様、私も、私も、イケそう、」
と言うと、ラストスパートに入った。
ハァハァと、互いに息を浴びせながら、呻き声もシンクロさせて行った。
(きて、叔父様、きて)
と念じた瞬間、叔父の身体が重くなり、私の中に彼の子種が元気よく注がれてきた。
私の中からも、彼らを卵子が出迎えている。
冷静だけど、優しくて、温かい気分で迎えたフィニッシュに、私は悦びと幸福を感じていた。
一方、叔父は慣れない長いセックスに息を切らせて悶えていた。
気づくと二人とも、真冬だと言うのに汗だくになっていた。
私は、今日のセックスに手応えを感じていた。
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