結局その日は、早苗さんが祖母とウチで夕飯を作り、皆で食事をしました。
いつもの祖母の料理とは違う味付けや出された料理のお洒落さに私は喜んでいました。
そして、父親が早苗さんと私にとても気を使っている事がよく分かりましたし、早苗さんも私を
何かと気に掛けてくれているので、私の早苗さんに対する印象は非常に良かったのです。
その後は、週末も含めて週に1~2度、早苗さんが我が家に来て家事を色々とやってくれるようになり
祖母がとても喜んでいました。祖母はその頃70歳を過ぎていていましたが、家の事全部をやってくれていたので
(もちろん私も出来る事は手伝っていました)やはり身体がキツかったようです。
もちろん私も早苗さんが来てくれると家の中が明るくなるので、心の中では大喜びしていました。
早苗さんと何度か2人きりで話す事も有りましたが、「母親」と話すような感じではなく、「歳の離れた姉」
のような感覚でした。それに見た目も父親と同世代には見えなくて、何の気なしに「早苗さんっていくつなんですか?」と
聞いてしまったんです。するとまぁどこでもあるような「いくつに見える?」と聞かれたので、父親よりも10歳位若く
言ってみたら、それが見事に当たってしまい「スゴいね~」とか言われたのですが、心の中ではそんなに年の差があるのかよ!
とも思いました。
その頃の私、17歳。父親、45歳。早苗さん35歳。
私と早苗さんは18しか違わないのです。そりゃ母親ってよりは歳の離れた姉ですよね。
早苗さんの年齢を知ってから、私の心の中では継母と言うよりも女性として意識するようになってしまいました。
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