>13さん
ありがとうございます。
続けます。
早苗さんの実家まで残り100km位の所まで来ると「もう少しだからこのまま行っちゃうか!」と思った私ですが
そんな私の考えとは逆に早苗さんは「どこか近くで泊まろうよ」と話しかけてきたので「え?あと少しだけど」と
言った私の言葉には耳も貸さず「泊まろう、泊まろう」とはしゃいでいました。
確かにそこから近い所にはそこそこ有名な温泉がありますが、まさかこの距離を残して泊まるなんて「何故?」としか
思えませんでした。
すると「××旅館へ行ってよ」と言われ、渡されたメモ用紙に書いてある住所と簡単な地図を頼りにその旅館へ向かいました。
どうやら早苗さんは家を出る時にその旅館を予約していたらしく、初めから旅館を予約してあるというと私が遠慮すると思い
近くに来るまで黙っていたのでした。
でもそれを聞いた時から「早苗さんと2人きりで旅館?!浴衣着てしっぽり??!」と、またもや私の邪念が顔を出し
その夜あるかもしれない間違い事に妄想はどんどんとエスカレートしてしまいましたw
道路地図とメモに書いてある手書きの地図で何とかその旅館に着いた私達は、仲居さんの出迎えを受けて
早苗さんは「予約しました○○です」と告げ、荷物を片手に宿へと入りました。
宿帳は早苗さんが書いて、そのまま仲居さんに部屋へ案内され何だか不思議な感じのまま早苗さんと2人きりになったのです。
何せ旅館なんて泊まるのは初めての私、見る物全てが珍しくあれこれ探索をしていると、驚いた事にその部屋には内風呂と、
外には露天風呂もあり、「部屋に風呂が2つもある!」と早苗さんの前で興奮気味に叫んでしまいましたw
早苗さんは笑いながら「好きな方入っていいんだよ。何なら両方入ってもいいからね」と言い、そりゃもちろん
露天風呂が良いと思った私は「ご飯前だけど外のお風呂いいかな?」と聞いた上で露天風呂に入りました。
はい、お待たせしました!
事件はここから起きたのです。
夕暮れ時の薄暗くなってきている外の景色を眺めながら、ノンビリと湯船に浸かっていると、驚く事に、本当に驚く事に
ガラガラっと引き戸を開ける音がしたと思ったら、早苗さんが手ぬぐいを片手に前を隠しながら入ってきたのです!
それを見た瞬間、鼻血が出るかと思いました!
「え、えっ?!」と驚く私はそっちのけで「親子だからいいじゃん、せっかくなんだもん一緒に入ろうよ」と言いながらかけ湯をして
私の入っている湯舟にそっと入ってきたんです。
もうどうして良いのか分らず直視できません。
「あ、あ、あ」とか間抜けな事しか言葉が出ないんです。
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