日本茶々!さん、続きを書かせていただきます。
キスを終えた後も、私とユキはしばらくの間、体を繋げて抱き合っていたのでした。
今、自分と一体になっているこの若くて美しい女性、ユキの体の中に私の子どもが宿っている・・・
来年(2009年)1月に私とユキの男女の行為によって生じた子ども、私たち二人の愛の結晶、尊い命がこの世に生を受ける・・・
私とユキは生まれて来る子どもの父親と母親になる・・・
以前からの強い願望、ユキの妊娠が遂に現実化した事に私は大きな喜びを感じていたと共に、何だか夢でも見ているような気がしていたのです。
しかし、それは喜ばしい出来事であると同時に、私とユキにとってはこれから二人で日陰者としての険しい茨の道を歩んで行く第一歩だったのでした。
いくら堅い愛の絆で結ばれている男女だとは言え、私とユキは戸籍上は義理の親子、夫の父と息子の妻、義父と嫁の間柄なのですから、現行の法律では私たち二人が婚姻関係を結ぶ事は不可能で、少なくとも、現世においては永遠に正式な夫婦にはなれず、飽くまで内縁の夫婦として生きて行くしかないのです。
そして、これから私とユキの間に生まれて来る子どもは世間の大多数の人間の目には常識もモラルも捨て去って、愛欲の虜になった義父と嫁、性獣同士の男女(カップル)の過ちによって生じた命、淫乱な男と女である汚らわしい父親と母親の血を受け継いだ子どもとしてしか映らない・・・
その事は想像に難くなかったのでした。
私たち二人のこれからの人生を考えると、不安がないと言えば嘘になり、私だけではなくてユキも同じ気持ちでいるのは火を見るよりも明らかで、私と体を繋げて抱き合っている妻も同じ事を考えているのがよくわかったのです。
「あなたぁ・・・」
ユキは私の胸に頬を密着させたままで、口を開いたのですが、妻の声はか細くて不安そうな響きを持っていたのでした。
「どうした・・・? ユキ・・・」
私は自分の中の不安を打ち消すように声を出したのですが、私の声もいつものそれに比べると、やや震え気味だったのが自分でもよくわかったのです。
「あたし・・・ 怖いの・・・」
そう言ったユキの両腕に力が入り、妻は私の体に強く抱き付いたのでした。
私にはユキがその時、どういう気持ちでいるのかがよくわかって、私も妻の体を強く抱き締め、
「おれも正直、不安だ・・・」
と自分の正直な気持ちを口にしたのです。
そして、その後、すぐに
「だけど、おれたちは愛し合ってるんだ・・・ 今、ユキの体にはおれたち二人の愛の結晶が・・・ おれとユキが愛し合った結果、生を受けた尊い命が宿ってる・・・ たとえ他人(ひと)からどう思われようとも、おれとユキは愛し合ってて、お腹の子どもはおれたちの愛の証なんだ・・・ これからどんな事があっても、おれはユキを絶対に離さない・・・っ! 一生・・・ いや、永遠に離さない・・・っ! おれとユキは永遠に夫婦だ・・・っ! ユキはおれが守る・・・っ! お腹の子どもも光太郎もおれが守る・・・っ!」
と言っているうちに私の感情は昂ぶって来て、かなり興奮した口調になっていたのでした。
「あなたぁ・・・」
ユキは顔を上げて私を呼んだのですが、私を見つめた妻の目は少しばかり潤んでいたのです。
「大丈夫だ、ユキ・・・ おれはいつもユキのそばにいるから・・・ おれたち二人はいつも一緒だ・・・ これからどんなに辛い事があっても、おれはユキと一緒なら、生きて行ける・・・ たとえこの世界が消滅しておれたちだけが生き残っても・・・ 地球を離れ宇宙の果てまで行っても・・・ この宇宙に生存してるのがおれたちだけになっても・・・ おれとユキの愛は永遠だ・・・ おれたち二人の愛は誰にも絶対に壊す事なんか出来ない・・・ おれとユキを引き裂く事なんか絶対に出来ない・・・ おれはユキを絶対に離さない・・・っ! 永遠に離さない・・・っ! おれはユキがいるから、生きて行けるんだ・・・っ! ユキがいなくなったら、もう生きて行けない・・・っ! だから、ユキもおれを絶対に離さないでくれ・・・っ! 二人でずっと生きて行こう・・・っ! 永遠に愛し合って行こう・・・っ! ユキぃ・・・っ!」
私がそう言って両腕に力を込めると、ユキは
「ああ・・・ あなたぁ・・・っ!」
と感激したような喜びに満ち溢れた声で言って、私の体に更に強く抱き付いて来たのでした。
「あたし、あなたとずっと一緒に生きて行く・・・っ! 絶対に離さないわ・・・っ! あなたとなら・・・ あなたさえいれば、あたし、どんなに辛い事があっても生きて行ける・・・ あなたと愛し合えるなら、あたし、これからもずっと生きて行ける・・・ あなたのいない人生なんてあたしにはもう考えられない・・・ あなたと一緒なら、地の果てでも・・・ 宇宙の果てでも行くわ・・・ あたし、あなたにどこまでも付いて行く・・・ 絶対に離れない・・・っ! あなたを離さない・・・っ! あたしとあなたはもう一つ・・・ 永遠の愛で結ばれてる夫婦・・・ ああ・・・ 愛してるわ・・・っ! あなたぁ・・・っ!」
そう言ったユキの顔からは不安の色が消え去って、妻は嬉しそうな表情で私を見つめたのです。
「おお・・・ 愛してるよ・・・っ! ユキぃ・・・っ!」
私は全身に大きな喜びを感じてそう言って、私とユキは唇を合わせキスしたのでした。
「あなたぁ・・・っ!」
「ユキぃ・・・っ!」
ユキと私はキスしながら、お互いを呼んで、自分たち二人が永遠の愛で結ばれている事を強く感じ合ったのです。
これから先、自分たちを待ち受けている大きな困難も二人の愛さえあれば、きっと乗り越えて行けると確信し合った私とユキなのでした。
その後、ユキの妊娠を契機に私は勤めていた会社を6月一杯で辞めて、それまで住んでいた家を売り払い、7月に光太郎と共に家族三人で遠方の地域へ引越したのです。
私たちの関係が親族、近親者たちに知られた事によって、私は姉夫婦と兄夫婦に(私の両親はその時、すでに他界していました)、ユキは両親と姉夫婦に絶縁され、私たち二人は茨の道の第一歩に足を踏み入れたのでした。
これからは日陰者として生きて行かなければならなかった私とユキにとっては確かに辛くて険しい道でしたが、私たち二人は自分たちの愛を貫く為、覚悟を決めて新たなる人生へと旅立ったのです。
引越し先は私たちの事を誰も知らない人たちばかりが住んでいる地域で、私は親友の和也の紹介によって引越し先で新しい仕事に就いて、私とユキ、光太郎の新たなる暮らしが始まったのでした。
私たちが住み慣れた街を離れて遠方の地へと引越す数日前、私に仕事を紹介して引越しの手伝いもしてくれた和也へは私とユキの関係を、そして、彼女が私の子どもを妊娠している事も洗い浚いに全てを話したのです。
引越しの荷物の片付けが終わった後、私と和也は二人で家の近所の公園へ行き、ベンチに座って会話をしたのですが、その時、私はそれまでに誰へも話した事がなかった自分とユキの関係を遂に初めて第三者である彼の前で告白したのでした。
前年の秋以来、9ヶ月間もずっと自分の胸の内に仕舞い込んでいた事、私とユキしか知らない二人だけの秘密を誰かへ打ち明けたかった私だったのです。
和也へ私とユキの事を話した時、彼は何て言うのだろうか・・・?と思っていた私なのでしたが、和也は私を大いに励ましてくれて、その後、彼の口からまったく予想だにしていなかった意外な言葉が発せられたのでした。
「おまえの気持ち、おれにはよくわかるよ・・・ 実はおれもおまえと同じようなもんなんだ・・・ おれは15年前に明子(和也の奥さん)が亡くなってから明子の母親、おれにとっては義理の母親になる女性(ひと)とずっとそういう関係で、夫婦として暮らしてるんだ・・・ 今はおれの娘も自分の父親と祖母のおれたち二人の事、知ってて認めてくれてるよ・・・」
と和也は私に言ったのです。
「え・・・っ!」
夢にも思っていなかった和也の告白を聞かされた私は本当に驚いて、思わず、絶句してしまったのでした。
私と同い年の和也は31歳の時に奥さんを亡くしたのですが、その後、再婚しないで娘さんと奥さんのお母さんとずっと一緒に暮らしていたのです。
和也の奥さんのお母さんは娘である明子さんが生きていた時にご主人を亡くされて、それから娘夫婦と同居していたのですが、彼が再婚しない理由がその時の告白で初めてわかったのでした。
しかも、何と和也の娘さんが自分の父親と祖母の関係を知っていて認めているとは・・・
私が和也の口から出たあまりにも意外な事実に呆然として言葉を失っていると、彼は
「確かにおれもおまえも、義理でも自分と親子の間柄になる異性(ひと)と男と女の関係になってるんだから、世間の常識じゃ許されない事で、法的にも認められないけど・・・ でも、おれたちもおまえたちも愛し合ってるんだからな・・・ おれは明子が亡くなった後、これまで明子の母親と愛し合って来て、本当に良かったと思ってるよ・・・ あの女性(ひと)がいたから、明子が亡くなった後もおれは生きて来られたんだし・・・ 明子が亡くなった時、おれは悲しくて辛くて淋しくて、生きる気力がなくなって何もする気が起きなくて、毎日、酒ばっかり飲んでたけど、そんなおれを救ってくれたのがあの女性(ひと)、明子の母親、義母の孝子だったんだ・・・ 孝子も夫、おれにとっては義理の父親になる男性(ひと)を亡くして、その上、娘の明子まで亡くして・・・ そんな似た者同士のおれたち二人はなるべくしてなったと言うか・・・ おれたちの間には子どもは妊娠(で)きなかったけど、おまえたちみたいに妊娠(で)きててもおかしくなったよ・・・ おれたちもあの頃はおまえたちみたいに、ほとんど毎日、お互いにクタクタになるまでしてたし・・・ それも、膣内射精(なかだし)でね・・・ あの頃ほどじゃないけど、今でもしてるよ・・・ おれたちは戸籍上は義母と婿の間柄だけど、もう15年も事実上の夫婦として暮らしてて、ほんとの夫婦とおんなじで、セックスするのは当たり前になってるから・・・」
と話している途中から、自分にとっては義母になる女性を恋人か妻であるかのように“孝子”と呼び捨てにして、私とユキと同じような経験をして来た事を正直に告白したのです。
「そ・・・ そうだったのか・・・ おまえもおれと似たような経験を・・・」
和也の告白により私は同じような経験をしているのは自分だけではない事を知って、少しばかり安堵感を覚え、救われたような気持ちになってそう言ったのでした。
安心した私に対して和也は続いて、自分たち二人の性生活の事を話し始めたのです。
「正直、明子と明子の父親には申し訳ないけど、おれは明子とのセックスよりも明子の母親の孝子とのセックスの方が段違いの快感を味わえて、孝子もおれとのセックスで、亡くなった夫とのセックスとは比べ物にならないくらいの快感を覚えたんだ・・・ おれたち二人はお互いの体、ペニスとヴァギナの相性、セックスの相性が物凄く良くて、おれも孝子もそれまでに一度も経験した事がなかった男女にとっての最高の悦びを感じ合って、自分たちは巡り合うべくして巡り合った理想のセックスパートナーだって思ったよ・・・ もちろん、精神的に愛し合ってるから、セックスしてるんだけど、肉体的な結合が齎す快感が物凄く強大なんで、最初の頃はお互いにセックスの虜になり、体力も気力も消耗し切ってしまうまで、数え切れないほど何回もセックスしたんだ・・・ おまえと息子さんの奥さん、ユキさんもそうじゃないのか・・・?」
和也は義母とのセックスに関する告白をしているうちに、次第に頬を赤らめて行き、ちょっとはにかんだ笑いを浮かべながら、私を見つめて訊ねたのでした。
「あ・・・ ああ・・・ そうなんだ・・・ おれもおまえとまったくおんなじだ・・・」
私も和也と同じように自分の顔が火照って来るのがわかり、照れ笑いを浮かべてそう言ったのです。
「そうか・・・ おれたちはおんなじ経験をして来たんだな・・・ おれは義母と婿、おまえは義父と嫁・・・ お互いに義理の親子になる異性(ひと)と愛し合って男と女の関係になってしまった似た者同士なんだ・・・」
そう言った和也の表情と口調から、私は彼もまた私と同様、誰かへ自分の心に秘めた想いを打ち明けたかった事を察したのでした。
「おまえ、15年もあの女性(ひと)と・・・ 奥さんのお母さんと・・・ いや、もうお義母さんじゃなく、“奥さん”かな・・・?」
私はそう言って、和也の義母、彼にとっては事実上の妻である女性、孝子さんの顔を思い浮かべたのです。
それまで何度も和也の家に行った際、孝子さんに会っていた私だったのですが、彼女は小柄で色白の美女で、いつも物腰が低くて穏やかな口調で話す温和な性格の上品で淑やかな女性、セックスとはまったくの無縁な貴婦人というイメージだったので、そんな孝子さんの姿からは彼女が男女の営みを行なっている事など想像さえできなかった私なのでした。
まさかそんな彼女、彼にとっては義母である孝子さんと婿の和也が男と女の関係になって、15年も夫婦として愛し合ってセックスしていたなんて、私はそれまでまったく気づいていなかった、いや、夢にも思った事がなかったのです。
(あの上品で穏やかな女性<ひと>が和也とセックスしてるなんて、なんだか信じられない・・・ 二人はいったいどんなセックスをしてるんだろうか・・・?)
心の中でそう思った私でしたが、和也と孝子さんが男と女の関係になっているという事実が俄には信じられない気がして、二人のセックスシーンの想像はどうしても私の脳裏にイメージとして浮かんで来なかったのでした。
ただ、彼の話を聞いて容易に想像できたのは私とユキと同じく、和也と孝子さんもお互いに相手を狂わしいほどに強く求め、情欲の塊と化して獣のように激しく愛し合い、男女にとっての最高の悦びを感じ合っている事だけは間違いないと・・・
(もしかすると、おれとユキも他人から見たら、とても男と女の関係になって、セックスしてるようには思えないのかも・・・?)
和也と孝子さんの事を考えているうちに、私は自分とユキも第三者の目には義父と嫁としてしか映っていなくて、婿と義母である彼ら二人、和也と孝子さんと同じように見られているのかもしれない・・・?と思ったのです。
「おまえ、おれが孝子と愛し合ってセックスしてるなんて、ちょっと想像できないんじゃないのか・・・?」
私の考えていた事を見透かしたように、和也は急にそう言ったのでした。
「えっ・・・!? あ・・・ ああ・・・ そうだな・・・ おまえとあの女性(ひと)がまさかそんな関係になってるなんて、夢にも思ってなかったし・・・」
和也の唐突な発言に対して私は少しばかり驚きと躊躇いを覚え、そう答えたのです。
「実はおれ、もしかすると、おまえとユキさんもおれと孝子のような関係になってるんじゃないか?っていう気がしない事もなかったんだ・・・ おれが同じような経験をしてるせいかもしれないけど、なんとなくそうじゃないのか?ってね・・・」
前年の秋に私とユキが男と女の関係になってから、和也とは何度も会っていたのですが、彼は私たち二人の事を薄々、感づいていたような言い方をしたのでした。
「そ・・・ そうだったのか・・・? おまえ、おれとユキの事を・・・」
和也の発言に私はかなり驚いてそう言ったのです。
男と女の関係になって以来、私とユキは第三者の前ではそれ以前と同じく、飽くまで義父と嫁としての姿を装って振る舞って来たのですが、他の人たちとは違って和也には私たち二人の“演技”が通用していなかったのでした。
「どうしてそう思ったんだ・・・?」
私が和也へ訊ねると、彼は
「確信があるわけじゃなかったけど、おまえとユキさんの態度に接してると、お互いに相手をすごく愛おしく想ってるのが感じられたんだよ・・・ おまえたちのそれはとても単なる義理の親子、お舅さんとお嫁さんのものとは思えなくて、肉体関係があるかどうかまではわからなかったけど、おまえたち二人の間には明らかに恋愛感情が存在してる事だけは間違いないって思ったんだ・・・ おれは孝子と15年も愛し合って来たから、そういうのが自然にわかるようになってるのかもしれない・・・ おれは経験者で、“この道”ではおまえよりも“先輩”だからな・・・」
と言って、微笑を浮かべたのです。
「そ・・・ そうか・・・ おまえ、経験者だから、おれとユキの事がわかったんだな・・・ おれにとってはおまえは先輩なんだ・・・ じゃあ、これからは和也先輩って呼ぼうかな・・・?」
和也の先輩発言に対して私は笑いながら、そう言ったのでした。
「おれはキャリア15年の“ヴェテラン”だから、キャリアの浅い“新米”のおまえに対して色々とアドヴァイスしてやる事は出来ると思うよ・・・ ただ、おまえたちと違って、おれの場合、孝子との間に子どもが妊娠(で)きなかったから、そこのところだけは何も言えないけどな・・・ でも、おれの娘が自分の父親と祖母であるおれと孝子が義理の親子でありながら、男と女として愛し合ってる事を知ったように、いつかはおまえの息子さんとユキさんの間に生まれた子どももおまえが自分の父親じゃなく、祖父だと知る時が・・・ そして、
これから生まれて来るおまえとユキさんの子どもも自分の出生の事を・・・ 義理の親子であるおまえたち二人の間に生まれた子どもである事を知る時が来るんだから・・・ 今はまだ早いけど、その時になったら、経験者としておれなりに相談に乗ってやるよ・・・」
そう言った和也の表情は真剣なものでありながらも、彼の目は私を思い遣る優しさに満ちていたのです。
「ありがとう・・・ おまえにそう言ってもらうと、本当に心強いよ・・・」
私は自分の事を親身になって考えてくれている親友、和也の存在を本当にありがたく思い、感謝の気持ちを口にしたのでした。
その晩、私と和也は久しぶりに二人で酒場へ赴いたのです。
片や息子の妻と片や妻の母と男と女の関係になって、愛し合うという世間の常識では決して許されない道を歩んでいる似た者同士の私と和也。
酒を酌み交わしながら、私と和也はお互いの身の上話を遅くまでしたのでした。
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