日本茶々!さん、いつもありがとうございます。
今回は前回までと違って、私とユキのセックスシーンの描写はありませんが、どうかご容赦下さいませ。
前回の続き
膣内射精(なかだし)を終えた後、私はユキの体を抱きかかえてベッドに寝かせると、意識を失っている妻の横に体を横たえて休む事にしたのです。
前日、前年の大晦日の晩から半日余りの間に5回も体を交え、特に5回目のセックスは体力を極度に消耗した激し過ぎるものでしたから、さすがに全身に大きな疲労感を覚えて、くたくたの状態の私なのでした。
風邪を引かないようにエアコンの暖房を入れて、ベッドに全裸の体を並べた私とユキ。
私はユキの掌を握り、幼子のように安らかな表情で眠っている妻の横顔を見つめて、
「お互いに頑張り過ぎたかな・・・?」
と呟いたのです。
これから3日間、離れ離れになる事を思うと、切ない気持ちになり、本心ではユキに実家へ帰ってほしくなかった私なのでした。
激しいセックスによる疲れと暖房が齎している心地良い暖かさの為、私は睡魔に襲われていつしか眠ってしまったのです。
目が覚めた時、時刻はすでに夕方近く、4時過ぎ頃になっていて、眠気眼で横を見ると、私より先に眠りから覚めたユキが私の顔を見つめていたのでした。
「あなた、目が覚めたのね・・・」
ユキは私と同じく、まだ眠気が覚めていない表情をしていて、ちょっと気だるそうな口調で言葉を掛けて来たのです。
「ああ・・・ ユキはいつ目が覚めたんだ・・・?」
私がユキと同様の気だるい口調で訊くと、彼女は
「ちょっと前よ・・・」
と答えたのでした。
ユキは私とのセックスでイッてしまった後、膣内射精(なかだし)をされ始めた事までは憶えていたものの、それ以降の記憶がなく、目が覚めた時には自分がどうしてベッドに寝ているのかがわからなかったと話したのです。
私がユキが失神して以降の事を話したら、彼女は
「ああ・・・ そうだったの・・・ あたし、イッた後、失神してしまったのね・・・」
とちょっと恥ずかしそうな表情をして、言ったのでした。
更に膣内射精(なかだし)の最中、気を失っていたにも関わらず、射精に応じてヴァギナがペニスを締め付けていた事を私が話すと、ユキは
「ああ・・・ いや・・・っ! そんな・・・ 恥ずかしいわ・・・っ!」
と言って、生娘のように顔を赤らめて恥ずかしがったのです。
「いや・・・ だけど、ユキ、最高に素敵だったよ・・・ 気を失ってても、おれのチンボを締め付けてくれたんだから・・・ あの時、おれはほんとに嬉しかった・・・ ユキは気を失っても、おれの事、愛してくれてるんだなって・・・ ユキの世界一素敵なオマンコで締め付けられながらの膣内射精(なかだし)、すごく気持ち良かったよ・・・ 最高に幸せな気持ちだった・・・」
ユキへそう言っているうちに、私も純真無垢だった少年の時のように恥ずかしさを覚え、自分の頬が段々、火照って来るのがわかったのでした。
私とユキはすでに数え切れないほどに何回も体を交えて来て、事実上の夫婦になっていたにも関わらず、まるで見合いの席の男女か、童貞と処女のセックスで初めて体を許し合った恋人同士のように、お互いに気恥ずかしさを覚えてしまったのです。
恥ずかしさのあまり、それからほんのしばらくの間は黙りこくってしまった私とユキなのでした。
「ありがとう・・・ あなたぁ・・・」
お互いの間に生じた暫しの沈黙の後、ユキは微笑を浮かべて私を優しい目で見つめて、口を開いたのです。
「ユキぃ・・・」
私も笑みを浮かべてユキを呼ぶと、私たち二人はお互いに体を寄せ合って抱き合ったのでした。
抱き合って密着したお互いの肌と肌の心地良い感触を味わいながら、私とユキは夫婦として愛し合う悦び、幸福感に浸ったのです。
前日の晩から5回も激しい濃厚なセックスで交わり、お互いに精も根も尽き果ててしまっていた為、さすがにもう性欲の方は湧き起こって来なかった私とユキでしたが、その時は肉体的な悦びに代わって精神的な結び付き、自分たち二人の間に存在する堅い愛の絆を強く実感し合っていたのでした。
「あなた、ずいぶんいっぱい、あたしの膣内(なか)に射精(だ)してくれたのね・・・ 目が覚めた時、あたしの膣内(なか)、あなたのがほんとにいっぱい、入ってて、驚いちゃった・・・ こんなにたっぷり膣内射精(なかだし)されたの初めてじゃないかしら・・・? あたし、ほんとに嬉しい・・・」
ユキは感動した口調でそう言って、私は
「ああ・・・ おれもあんなに射精(で)るとは思わなかったよ・・・ おれの全てをユキの膣内(なか)に射精(だ)し尽くしたんだ・・・ おれとユキの間に・・・ おれたち二人の愛の結晶が妊娠(で)きるように・・・」
と自分の偽らざる想いを口にしたのです。
「早く赤ちゃん、妊娠(で)きてほしい・・・ あなたの子どもを妊娠したい・・・ あたしたち二人の愛の結晶を・・・ あたしとあなたが愛し合った証としてあたしたち二人の子どもを誕生させたい・・・」
私の顔を真剣な眼差しで見つめて、ユキはそう言ったのでした。
「ユキぃ・・・」
「あなたぁ・・・」
お互いを呼び合うと、私とユキは唇を合わせて強く抱き合ってキスし始めたのです。
「ああ・・・ あたし、実家に帰りたくない・・・ これから3日もあなたと離れて暮らすなんて・・・ あたし、そんなの堪えられない・・・ このまま、あなたとずっと一緒にいたい・・・」
ユキは切なそうにそう言って、私と離れて実家に帰る事を嫌がったのでした。
「おれだって辛いよ・・・ ユキを離したくない・・・ だけど、ユキのお父さんとお母さんが待ってるんだから・・・ 3日の辛抱だ・・・ 正月が終わったら、またいつもどおりに暮らせるんだ・・・ お互いに3日だけ我慢しよう・・・」
私もユキと同じ気持ちでしたが、敢えて自分の本心に抗ってそう言って妻を促したのです。
「離れてても、あたしたち二人はいつも一緒よ・・・ あたし、実家に帰っても、ずっとあなたの事、想ってる・・・ 心の中でいつもあなたを愛してる・・・ あなたはあたしの夫・・・ あたしはあなたの妻・・・ あたしたち二人は愛し合ってる夫婦なんだから・・・ ああ・・・ 愛してる・・・っ! 愛してるわ・・・っ! あなたぁ・・・っ!」
ユキは両腕に更に力を込めて私に強く抱き付いて来て、愛の言葉を発したのでした。
「おれもどんなに遠く離れても、ユキの事をずっと想ってる・・・ これから3日間、会えなくても、心の中ではいつもユキを愛してる・・・ おれたちは愛し合ってるんだから・・・ おれとユキは夫婦なんだから・・・ 離れてても、おれたち二人の心はいつも一緒だ・・・ おれたち二人は永遠に愛し合う夫婦なんだから・・・ おお・・・ 愛してる・・・っ! 愛してるよ・・・っ! ユキぃ・・・っ!」
私もユキと同じく、両腕で妻を更に強く抱き締めて、愛の言葉を口にしたのです。
お互いに性欲が減退していて、肉体の交わりは行なっていなかった為、セックスが齎す快感はなかったものの、精神的に愛し合っている悦びを強く感じ合っていた私とユキなのでした。
お互いにそうしたままでずっといたかったのですが、ユキが光太郎を連れて実家に帰らなければならなかったので、しばらくの間、キスと抱擁を行なった私たち二人はセックス疲れにより重々しくなっていた体を起こして、寝室を出て1階に下りて行き浴室へ赴いたのです。
年が明けてから早くも3回目の入浴でしたが、私もユキも2回目に一緒に入浴したの時のように欲情する事はなくて、お互いに体に付着した汗と精液、愛液を洗い流し、疲れを癒しただけなのでした。
入浴後、私とユキは妻が出発する前に居間で少しばかり体を休めたのです。
「大丈夫か・・・? 体の方・・・」
光太郎へ母乳を飲ませているユキへ私が尋ねると、妻は
「大丈夫よ・・・ お風呂に入って、大分、疲れが癒えたから・・・」
と答え、その後、すぐに
「あなたの方こそ、体、大丈夫なの・・・?」
と逆に私の体を気遣って、訊いて来たのでした。
「ああ・・・ おれも風呂に入って、大分、疲れがなくなったよ・・・」
と私もユキの問いに答えたのです。
「光太郎がまだ授乳期なのに、すまないな・・・」
私はユキと光太郎に申し訳なく思い、そう言うと、
「謝らなくてもいいわよ・・・ あたしなら、大丈夫だから・・・ それより、あたし、光太郎に申し訳ない気がするわ・・・ 母親なのにちょくちょくミルクを飲ませるのが遅れて・・・」
と言って、私と同じように、光太郎に対して申し訳ない気持ちを抱いていたユキなのでした。
「ユキだけのせいじゃないよ・・・ “父親”のおれの責任でもあるんだから・・・」
と私はユキへそう言ったのです。
光太郎は私の実の息子ではなく、本当は孫であるにも関わらず、その頃の私はもはや光太郎を孫としては捉えていなくて、自分の子どもとして見ていたのでした。
「あなた、もう完全に光太郎の父親ね・・・ おじいちゃんじゃなく、パパになってくれて、あたし、ほんとに嬉しいわ・・・」
ユキは嬉しそうな目で私を見つめて、穏やかな笑みを浮かべながら、そう言ったのです。
「ああ・・・ 光太郎はもうおれの息子だ・・・ おれはもう光太郎のおじいちゃんじゃなく、父親だ・・・」
私はユキに自分が光太郎の父親だと認められている事が本当に嬉しく感じられて、きっぱりとそう言ったのでした。
「じゃあ、あたしたち、この子にとって悪いパパとママなのかもしれないわね・・・」
ユキは少しばかり照れたような表情を見せて、クスっと笑ってそう言って、私もちょっと照れて
「そうかもしれないな・・・ だけど、父親と母親が愛し合うのは当たり前の事なんだから・・・ 仕方がないのかもしれない・・・」
と言って、妻の意見に賛同しながらも、自分たち二人が父親と母親の姿を捨てて男と女になり、夫婦として愛し合ってセックスしている事を正当化したのです。
授乳が終わって、いよいよユキが光太郎を連れて実家に帰る為、我が家を発つ時が来て、私が車で二人を駅まで送って行く事にしたのでした。
「無事に行っておいで・・・」
「ええ・・・ 行って来るわね・・・」
私とユキは玄関口に立って、お互いの顔をじっと見つめてそう言い合うと、抱き合ってキスしたのです。
お互いの唇を飲み込んでしまわんばかりに息が詰まりそうなほどの激しい濃厚なキスをした後、私とユキは光太郎と一緒に家を出たのでした。
駅の近くの駐車場に車を止めると、ユキは光太郎を抱いて私は妻のバッグを手にして、駅まで歩いて行った私たち二人だったのです。
(こうして並んで歩いている赤ん坊を連れた自分たち二人、私とユキは他人の目にどう映るのか・・・? 父と娘に見えるのか・・・? 義父と嫁に見えるのか・・・? それとも・・・ “夫婦”に見えるのか・・・!?)
ユキと並んで歩きながら、私はそう思っていたのでした。
(今は他人の目にどう映るかはわからないけど、近い将来、ユキと夫婦としてこうして歩きたい・・・!)
と心の中で強く願っていた私だったのです。
後日、ユキに聞かされて知ったのですが、あの時、彼女も私とまったく同じ事を思っていたのでした。
私たち”親子三人”は改札口を通ってプラットホームで5分位の間、電車が到着するのを待ち、到着した電車にユキと光太郎が乗り込むと、私は窓際の席に座った“妻と息子”の姿を外側からじっと見つめたのです。
光太郎を抱いているユキも窓越しに私の顔をじっと見つめて、私たち二人はお互いに愛し合っている“伴侶”と離れ離れになる事に切なさを覚えていたのでした。
やがて電車が発車して、ユキと光太郎の姿が段々と遠退いて行き、私の視界から消え去って、プラットホームに一人で残された私だったのです。
(これから3日間、ユキのいない生活が始まるのか・・・)
私は電車が過ぎ去った後、心の中でポツリとそう呟いたのでした。
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