翌々日の朝、いつもより早くから目が覚めました。
女性経験は無くても、曖昧な性知識をもとに妄想は膨らみ、朝から痛いほどの勃起でした。
叔父宅へ行くことは乗り気じゃないふりはしましたが、本心は行く気満々でした。
11時に家を出て名鉄ローカルで4駅先に20分ほどで着きました。駅を出て5分ほど歩きましたが、足早だったからなのか、興奮してたのか、自分でも驚くほどドキドキしていました。
何度も深呼吸をして呼び鈴を押しました。
『はーい』と奥から声がして、ゆっくり玄関扉が開きました。
『来てくれたんだ。良かったぁ』
香代さんが余りにも明るく出迎えてくれたので少し気が楽になりました。
『暑かったでしょー、入って入って』
背中を押されるように家に入りました。
冷たいコーラを飲みながら緊張して椅子に座っていると、『何よぉ、緊張してるの?』『何回も来たことあるじゃん』
「ずっと前じゃん、忘れた」
『えーっ、忘れたの?』『お風呂も入れてあげたことあるのに冷たいなぁ』
「少しは覚えてるけど…」
そんな話をしていると、急に香代さんの大きな声。
『うわっ、汗がすごい。襟足から雫になってびしょびしょじゃないの』
言うが早いか、タオルで私の頭をグシャグシャ拭き始めました。
「イイよぉ、すぐ乾くからぁ」
照れもあって立ち上がると、『イイからぁ、後ろ側だけでも拭いたげる』と襟足と首もとを優しく拭いてくれました。
ほんの1分ほど黙って拭かれてると、ふいに香代さんの手が止まりました。
後ろ手がの様子は見えませんが、空気が変わったことぐらいは背中から伝わりました、
そして、先ほどのテンションと違ってしおらしい声で『この前はごめんね。面白半分で触っちゃった。まさか直ぐ出ると思わなくて…ごめん』
私は黙って頷きました。
またグシャグシャと少し乱暴に頭を拭かれてると、『何センチ?大きくなったね』
「172」
『肩幅も広くなっちゃってぇ~』
首にタオルが掛けられて、香代さんの手が両肩に乗せられました。
『すごいね、意外と筋肉あるんだ』
肩から腕へと手が滑り落ちました。
その手は脇から前にまわされ、後ろから香代さんに抱きしめられる形に。
『ごめんね…』
「もうイイよ…」
静かな会話と短い沈黙がありました。
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