途中まで腕を組んでいたが、二人を確認して、美代子を振り切った。
香菜は、後ろ向きだったが、梨香にはしっかりと見られてしまい…
『あらあら、香菜よりお似合いですよ。主任』
香菜が振り向き、私たちに気付いて…
『梨香先輩、なに言ってるんですかぁ…』
『だってぇ、香菜とだと、主任が援交オヤジに見えちゃうんだものウフフ』
『梨香先輩、酷~い』
『香菜、まだまだ子供に見えるよ』
『そんなぁ~もう大人なんだからね』
『へぇ~大人ねぇ…』
私と美代子は、笑いながら見ていた。
しばらくすると、浩司達が、四人でやってきた。
石塚仁美の姿もあった…
『やぁ~、もう来てたか。ん、こちらは…』
梨香を見て…
『初めまして。菊地梨香と申します。会社で同じ課の…』
『お~、君が梨香君かぁ~聞いているよ、香菜がいつもお世話になって』
会話の途中で、美代子が、口を挟む…
『浩司さん、そちらの方々は…』
『あっ、石塚君と、佐藤君だ。今回、三ヶ月位、事務処理のため同行して貰うんだよ。後、運転手の高山さんだよ』
三人は美代子に頭を下げ、運転手の高山は、帰っていった。
香菜と梨香が浩司と佐藤の側に行き、話している。美代子は石塚に…
『いつも主人が、お世話になっております。大変でしょうけど、宜しくお願いします。あちら方もね…』
『えっ、奥さま…』
美代子は、石塚を睨み付けて、浩司のそばに歩みより、佐藤へ…
『佐藤さん、主人がお世話になります。しっかりと監視して下さいね』
『あっ奥さま、監視だなんて…私は、海外初めてなんで、色々とお世話になります』
『アハハ、佐藤君、監視役頼んだよ』
浩司は、石塚を呼び三人で空港内に入ろうと、その時~、私をよんで耳打ちを…
『礼二君、後は頼んだよ。美代子にも、ちょっとはね、わかるだろう…』
そう言うと、手を振りながら、空港内へ…
『お父さん、行っちゃった…』
泪目の香菜の肩に手を置いて…
『香菜、帰ってくるんだから、変な言い方しないの…』
慰めていた。
『そうよ、仕事なんだから…あっ今日はみんなでパーっと飲みましょ。明日休みでしょ』
『うん、そうしましょ。礼ちゃんも梨香先輩も大丈夫だよね』
『俺は、予定なし』
『私も、全然大丈夫』
『じゃ~決定ね、買い物して帰りましょ』
『私と梨香先輩は、ちょっと寄り道してくから、二人で帰ってて…』
そう言いながらも、ちょっと不安な顔をする香菜
『はいはい、わかりました。年寄組は、先に帰ってますから』
私と美代子は、二人と別れて自宅に戻った。
『美代子、石塚にあんなこと言うとはねぇ…』
『別に…ただぁ、ちょっと嫉妬したかもね』
『でも、まさかだよ』
『ところで…浩司さん、なに耳打ちしたの』
『う…美代子のことも、ちょっとはって言われたんだよ。意味不明だよ』『わかってるでしょウフ』『知らないよ』
『うそぉ、知ってるくせにぃ。そっかぁ…うん、旦那公認なんだぁ~』
『なにが公認だよ。全く…だけど、香菜は、公認しないからね』
『そっかぁ~これは大問題だね。アハハ』
笑いながら、私の側にきて、太股に手を置いて…
『ねぇ~礼ちゃん、公認なんだから…ねぇ』
『だから、香菜の許可貰ってないでしょ』
『いいの、香菜は…娘だから、親の特権で…』
キスをしながら、太股のてが股間に移り…
『礼ちゃん…段々硬くなってきた~ねっ』
『美代子、さっきしたばかりでしょう』
『だってぇ、欲しいんだもん…礼ちゃんが』
『最近はさぁ~香菜とするより、美代子とする方が多い気がする…』
『いいじゃない、家にきたら、いつだって出来るでしょう…』
『そういう事じゃなくて、まずいから』
美代子の手を払い、立ち上がった。
『礼ちゃんの意地悪』
『今日は多分…香菜が求めてくるから…』
『大丈夫よ、梨香ちゃんが一緒だから、ね』
『ダメダメ、だからこの次にしよう』
『この次っていつよ。明日、明後日…』
『なに子供みたいなこといって、さぁ、買い物にいくよ』
拗ねている美代子の背中を押して、買い物に…
帰ってくる時、店先で香菜たちと出会い、一緒に戻った。
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