朝、カーテンの開く音で目が覚めた。
窓の前には、香菜が立って背伸びをしている。
時計を見ると、8時を過ぎたところだ…
五時間しか寝ていないが、なんとなく爽やかな気分である。
(そっかぁ~、俺の勝利だ。よっしゃ~)そんな事を思いほくそ笑んだ。
『礼ちゃん、何ニヤニヤしてるの…』
『ん、正月だなぁ~と思ってね』
『正月…そんなの当たり前でしょ。だからってにやついて、キモいよ』
『キモい…失礼な』
『失礼なんて、どうでもいいから、さっ、起きてよ。初詣に行くよ』
『そっかぁ~、俺さぁ、親父が死んでから、何年も行ってない…』
『えっ、どうしてぇ』
『うん…ちょっとね』
なんとなく寂しい気持ちになり、なぜか、母親の顔が浮かんだ。
『礼ちゃん。何があったか知らないけど、だったらなおさら行かなきゃ』『そうだね。行くか』
『そうだよ。今年は、大切な年になるんだから』
そうであった。3月には香菜と結婚する。
こうして佐々木家に暮らしているから、気分的に勘違いしていた。
『あ…佐々木家の一員になるんだ…変態のアハ』『なによ、変態って』
いきなり、布団と毛布を剥がされた。
『うわぁ~、礼ちゃん、おっきくなってる』
『ん、これか、若い証拠だよ。どうだ』
『あ~ん、欲しくなる』『ダメ、夜な。そんな事より、みんな起きてるのか、隣の梨香は…』
『見てみるね』
香菜が襖を開けた。
梨香はまだ寝ているようであった。
香菜が梨香を揺すっていたが、なかなか起きない…布団と毛布を剥がす…
『礼ちゃん、見ないでよ、梨香さん…』
もうすでに遅い…
私は隣の部屋に入って居たのである。
梨香は、素っ裸で寝ていた。昔からそうだったから、別に驚きはしない…
『ん…香菜、寒いよ。あれ…礼ちゃん、おっきくしてぇ~どうしたの、私としたいのウフ』
『もう~梨香さん、早く起きてよ。ほら、下着つけて…』
『あらあら香菜ったら…何カリカリしてるの』
『当たり前でしょ。礼ちゃんはダメ』
『梨香、残念だったね。でも…お前さぁ~オッパイ大きくなったねぇ』
『あら、わかる…』
『男も居ないのに…自分で揉んでんのか』
『違うわよ。変態母娘に弄ばれているからウフフ』
『り、梨香さん…いいから早く、ほらっ、礼ちゃんも着替えてよ』
香菜は、ぶつぶついいながら、部屋に戻り着替え始めた。
私も部屋にもどされて…
『礼ちゃん、そりぁ~梨香さんの元彼だから、仕方ないけど…私だけ見てて欲しいの…』
『香菜、嫉妬してるのか、見たこと言っただけだよ。するわけないよ』
『うん…礼ちゃん』
涙目になり、着ていた服を脱ぎ、真っ裸に…
『礼ちゃん…見て…香菜だけ見て…』
丸くて、大きなオッパイ…張りのある腰…
そのせいか、ウエストのクビレがやけに際立つ。パイパンマンコは、プックリとして、割れ目から、具を覗かせている。
いつの間にか、完熟した体になっていた。
『香菜、すっかり大人になったね。素敵だよ』
『礼ちゃん、ありがとう…私…』
『香菜、ほら服着なさい。わかったから』
涙を拭きながら、服を着ている。
リビングに向かおうと、階段を降りていくと、梨香が後から降りてきた。
美代子も美智子もまだ寝室から出てこない。
何時まで寝てるのよ、などとぶつぶついいながら、香菜が寝室へ行った。戻ってきて…
『全く~、だらしないんだから…』
『どうしたの、香菜』
『どうしたも何も…エアコンつけたまま、裸で寝てるしぃ、美智子さんなんて、股の間に…』
恥ずかしそうに、顔を赤らめている。
『香菜、股の間になにがあったの…』
『…バイブ…』
『いいじゃないの…自分でしたって、香菜みたいに、素敵なオチンチンがないんだからウフフ』
『でも…だから変態一家って言われるのよ』
そんな事を話していると、二人がリビングに…
バスタオル一枚の格好であった。
Eカップの胸は、大きいせいか、乳首しか隠れなくて、半分以上露出している。
『ほらほら二人とも、なんて格好で…』
『いいじゃないの、家族しかいないんだから…ちょっとシャワーしてくるから、待ってて』
そう言いながら、バスタオルを外し、裸に…
『お母さん、なんで…だから変態って言われるのよ。全く…』
『香菜、正月そうそう、何カリカリしてるの…私もシャワーしてくるね。梨香さんもどぉ…』
『え…三人でぇ~なんか恥ずかしい…』
美智子もバスタオルを外し、裸になり浴室へ…
『もう…美智子さんまで、あ~嫌だ嫌だ』
『香菜、怒らない怒らない。でも、いつみても二人とも凄いね』
ほんとに凄い。
体の線が崩れていなく、オッパイや、お尻の張りは、まるで二十代と言っても過言ではない…
思わず、下半身がむくむくしてきた。
香菜が、そんな私を見て、下半身に目が…
『礼ちゃん、何興奮しているの…』
『香菜、しょうがないでしょ。女の私だってドキドキよ。ほら』
香菜の手を取り、胸にあてる…
『ほんとだ…凄~い』
『あ…香菜、このまま揉んで~』
香菜の手を放さず、しかも、空いたてで、私のチンポを触っている。
香菜が気付いて…
『り、梨香さん何してるの、手を放してよ』
梨香が香菜の手を放す
『こっちじゃなくて、礼ちゃんを触ってる方』
『あら、見つかった』
『もう、油断もスキもあったもんじゃない。礼ちゃんも、拒んでよ』
膨れっ面をしている。
なんとなく可笑しくなり、笑ってしまった。
やがて二人がシャワーも終り、初詣に出掛けた。最初に、靖国に行った。大鳥居をくぐると、左右に沢山の屋台が…
どこの屋台も、奥のテーブルは、満員である…
ある屋台の前で、私は自分の目を疑った…
奥のテーブルで、焼鳥をたべながらビールを飲んでいるカップルが…
浩司と、石塚ではないか、なんでここに…
そんな時、浩司と目が合ってしまった…
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