妻不在の新居の様子――参
私の口淫のみで逃げ帰った義姉の裸体と愛液の味が忘れ難かった一週間が過ぎ。
予想していた様に、その週末に来たのは義母でした。
そして、義母の表情や態度から読み取れる範囲では、私の狼藉が義姉の口から漏れた様子は有りませんでした。
調子が悪かった、ちょっと用事が重なって、等と、来なかった理由をそれとなく並べる義母を、私は問い詰めたりはしませんでした。
勿論、いきなりハグしたり、キスしたり、等という態度も取っていません。
その日、義母は、以前と同じ様に、家事を始めました。
リビングでテレビを見ている私とは対照的に、動き回る義母を、私は目で追い掛けていました。
そして、家事が一段落して、何処に座るか躊躇っている様子の義母を、私は自分が座っているソファに招きました。
私との間に微妙な隙間を作って座った義母の肩に、私は腕を回して引き寄せました。
俯き加減で此方に凭れかかって来た義母の顎に指を当てて上向かせて。
薄く開いた唇に、いきなり口を深く重ねました。
舌を流し込むと、目を閉じた義母の眉が強く寄せられて。
合わせた口の隙間から漏れる吐息に、艶が篭っていくのが感じられました。
私は片手で義母の胸をセーターの上から掴み。
その内側に有るブラのカップ毎、中の乳房の形を変えて。
五指が乳房に深く沈み、指が乳首を押し潰す度に、口を合わせている義母が身を震わせるのが分かりました。
其処まで、私の行為を受け入れていた義母ですが、胸から太腿に手を落とし、スカートの中を伺った途端に、私の手を遮りました。
太腿の内側を撫で上げ、ストッキングに包まれた義母の股座に迫った指は、身を離す義母に押し退けられました。
そして、私から一人分の隙間を置いて、座って、此方に向き直った義母は、恥しそうな微笑みを浮かべながら、こう言いました。
「しましょうか?」
「最後まで?」
「まさか…溜まっているんでしょう?」
「溜まってます」
「男の人だから、仕方が無いですよね……」
私は此方を見ている義母の眼の前で、ズボンのベルトを外し、チャックを下しました。
その時、一瞬躊躇ったのですが、思い切って、パンツも全部脱ぎ落として、下半身全裸。
その状態で、ねそべる様にソファに座り直しました。
恥しげも無く開いた私の足の間に、義母はソファを下りて座り直しました。
足を崩して横座り。此方の股間に上肢を預けた義母の、乳房の感触が下肢に感じられました。
この時、既に勃起していた私のペニスを片手で掴み、先ず裏側を舐めて来た義母の表情に興奮しました。
以前より色気が増していた感じ。
マスカラが増え、化粧の具合も女を感じさせる物に変わっていた様な。
自分のペニスと、其れを舐めて行く義母の様子を眺めつつ、私は先走りの汁を流しました。
私のペニスの根元を片手で扱きながら、上から口を被せて亀頭を吸って来ます。
顔を上下させ、左右に傾けて、私の感じる部分を探っている様子。
義母の髪を掻き上げてやると、上目遣いで此方の様子を伺って。
充血している竿が、義母の唇を出入りしているのが丸見え。
そんな義母の口奉仕を受け始めた途端、射精しそうになったのですが、私は堪えました。
そして、幾度かの衝動を越えて、時間を稼いだ後で、とうとう義母は顔を上げました。
「良く無いですか?」
濡れた唇から透明な糸を引いた侭、義母は心配そうに、そう聞いて来ました。
その間も、片手で私のペニスを扱き上げる行為は続けています。
「凄く良いです。でも、もう少し」
「どうして欲しいの?」
「お義母さんの裸が見たい。脱いでいるのが自分だけだと、気になって」
私のお願を聞いた義母は、口奉仕を中断して、暫く躊躇っていました。
そんな彼女を観察する私の目から視線を外し、濡れたペニスから手を離して身を引いて。
無言で服を脱ぎ始めた義母を見て、私は思わず唾を飲み込みました。
ブラを外した時に、其処から溢れ出た乳房は、重そうに揺れていました。
横座りをして、裸になって行く義母の御腹半ばまで、その乳房に隠されていた様な。
足から床に落とした御尻の撓みと、臍からウエストの括れに延びる肉の轍等は、体型が崩れたというより、熟れたという印象が色濃くて。
義母は、下肢のストッキングとショーツを残した所で、此れで良いかと聞いてきました。
当然、私は全て脱いで欲しいと言いました。此方が、下半身剥き出しだからと。
義母は、膝立ちになってストッキングとショーツを押し下げて。
そして、露わになった陰毛を隠す為か、脱ぐと直ぐに私の股間に身を寄せました。
「お義母さんの体、凄く色っぽいですね」
「……おばさんですよ」
「好みです」
「……集中して下さい」
「はい」
再び私のペニスに舌を這わせ始めた義母とそんな言葉を交わして。
私は全裸で口奉仕をする彼女を、眺めていました。
先程まで衣服越しだった乳房の感触が、直接私の腿に感じられ。
義母が、濡れた音をさせて私のペニスを扱き上げて行く快楽で、直ぐに射精しそうになりました。
私は幾度も呻き、射精を我慢して。
そして、義母の肩を掴んで、体を股間の上に引き上げました。
乳房が私のペニスに覆い被さった時に、義母は私の意図を汲み取ってくれました。
自ら乳房を両手で寄せ合わせ、出来た肉の谷間にペニスを埋めて来ました。
義母は、全身をゆっくり前後させ、胸でペニスを扱きながら、私の様子を確かめて。
乳房間から見え隠れする亀頭に吐息を掛けて、其処に舌を伸ばして鈴口を舐めて来ました。
その姿は淫靡で有り、パイズリ初体験の私に、直ぐに限界が訪れました。
我慢しても呻きが漏れて。
脈打ったペニスの先端から、勢い良く精液が噴き上がりました。
それが義母の顔を掠め、私の御腹に降り注ぎ。
そんな様子を、義母は喘ぐ様に口を開いて、眺めていました。
汚れた私の腹やペニスを、ティッシュで拭って行く義母の顔を眺めていました。
栗色の髪に指を通して、幾度も彼女の顔を見直して。
そんな私の顔を義母は多く見る事は無く、手元に視線を落として、精液の拭き取りに集中していました。
「沢山出ましたね……」
濡れたティッシュを片手に、そういう義母の表情は満足そうというか、ほっとしたと言うか。穏やかな微笑みを私に見せてくれました。
そんな義母の片手を掴み、全裸の彼女を私の上に引き上げて。
「今度は義母さんを気持ち良くさせたいな」
等と言ってみたのですが。
私の手を振り払って、義母は身を引いてしまいました。
「……これくらいで許して頂かないと。私、来れなくなります」
床に正座して、散ばった服を集めながら、私に目を合わせる事無く、義母はそう言いました。
私は、この日も、それ以上義母を追い掛けるのを、諦めました。
―― 続く ――
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