妻不在の新居の様子――弐
義母に初めて口奉仕をして貰った日の次の週末。
体調が悪いという事で、義母は来ませんでした。
その次の週も、都合が悪いという理由で義母は来ず。
義母が家に来れない本当の理由を察する事は出来ましたが、かなり残念な気持ちになっていたのは確かです。
したがって、週末は義母の代理で、義姉が家に来ていました。
そんな悶々とする日々が続いた、ある日の休日。天候は最悪。
冷たい雨が降っていて、時折強風が窓ガラスを揺らしていました。
その日、家に来た義姉はズブ濡れでした。
歩いている途中に傘が風で壊れてしまって、其処から家まで走ったそうです。
幸い、家には妻が残して行った服が有り、義姉は乾いた服に着替える事が出来ました。
随分前に妻が着ているのを見た事が有る、柄物のワンピースに、白いカーディガン。
其れ等は義姉にとって少々小さく。
後ろから見ると、大きな御尻に布がピッタリ張り付いて、下着のラインが丸分かり。
胸周りも窮屈そうで、身動く度に揺れる乳房の様子が伺えます。
家の中を行き来する、そんな義姉の姿を、私は無遠慮に目で追っていました。
そして、義姉が洗濯をしている間、目の保養が無くなった私は、寝室に行きました。
其処に有るクローゼットの中に、他に適当な服は無かったのかどうか。
そんなどうでも良い事を確かめに行ったのです。
部屋に入ると、化粧台の横に、黒いブラとショーツが吊るして有りました。
濡れた義姉の下着です。
ブラのカップは本当に大きく、物珍しくて、思わず其れを手に取ってしまいました。
以前、この手で掴んだ義母の乳房より大きい。
そんな事を思っていたら、義姉が慌てた様子で部屋に入って来ました。
そして、私の手から下着を引っ手繰ったんです。
取り戻した下着を体の後ろに隠して、此方を見る義姉は赤面していて。
直ぐに部屋を出て行きました。
本当にあっと言う間の出来事。
呆気に取られて、何のリアクションも出来ませんでした。
少しの間を置いて、私はバスルームを覗きに行きました。
洗濯機が止まっていて、義姉は中から洗濯物を取り出している所でした。
少し前屈みになっていた義姉。
その御尻に浮き上がるラインは、恐らく妻の下着だろうと見当を付けました。
バスルームの脱衣場を覗き込んだ私を、義姉は横目で確かめていましたが、無言です。
赤面しながら、洗濯物を籠に放り込んでいました。
義母との行為が途切れてしまった私は、そんな義姉の姿に我慢出来無くなって、彼女を背中から抱き締めたんです。
「今、ノーブラですよね?」
「……変な格好で御免なさい。合うのが無くて」
「目の毒ですよ」
「本当に御免なさい…」
「色々、我慢出来無くなりますよ」
私は、義姉の髪に口元を埋めながら、そう囁きました。
義姉の耳朶を舐め、首筋を吸って。
ワンピースの上から、片手で義姉の乳房を掴みました。
私の腕の中、義姉が身を竦め、肢体をうねらせて。
その時、艶の篭った吐息が確かに聞こえました。
そして両手で義姉の乳房を掴み、数回揉み合わせた後で、義姉は強く頭を振りました。
乳房に指を沈ませた私の手を掴み、引き剥がしに掛りました。
「そんなつもりじゃ無いから、放して」
「少しだけ。触るだけ。それで我慢しますから。お願いします」
「お願い?」
「お・ね・が・い」
この時、二人しか居ないのに、二人とも内緒話の様に小声で。
私は義姉を後ろから強く抱いた侭で、洗面台の鏡に映った彼女の表情を見ていました。
困惑した様子、悩ましげな表情。そんな様子ですが、其処に恐怖は無いと感じました。
そして、鏡から目を離す事無く、口元を義姉の耳元に埋めて「お・ね・が・い」と、言葉を重ねました。
義姉は鏡の中で私から目を逸らし、俯き加減になって。
私の手を押し退け様としていた、手の力を少し緩めました。
それを感じた途端に、私は義姉のカーディガンを引いて下して。
背後に出来た隙間で、背中のファスナーを下しまして行きました。
セミロングの黒髪が降り掛かった、白い項と肩が露わになって。
ワンピースの背中が開き切り、胸を覆っていた布がズリ落ちて行く様を、私は鏡の中で確かめました。
白い乳房が波打っていました。
其れを両手で掬い上げて、自分の指が深く肉に沈む様子を見ました。
手に感じる生々しい義姉の感触に興奮し、ズボンの中で勃起したペニスが震えました。
その裏側が、義姉の厚みの有る御尻に沈んでいるのが感じられ。
彼女が腰を左右に揺らす度に、私のペニスは刺激を受けて、更に硬度を増しました。
義姉の乳房は揉み合わせると大きく形を変え、指の間から肉が押し出される感じ。
指の間に見える鳶色の乳輪と、その中心の乳首の形も卑猥で。
その時、義姉は、鏡から顔を背けて、目を閉じていて。
唇を引き結んだその表情は、先日の義母に良く似ていました。
乳首を指で弄ると篭った声を漏らし。私の手に手を重ねて、押し退ける様にして。
私はそんな義姉の乳房を弄びながら、ワンピースを更に押し下げて行きました。
義姉はそれを留め様として、手を彷徨わせます。
しかし、腰下まで布を押し下げると、後は重力に引かれて足元に落ちるだけ。
義姉の体を隠しているのは、白いショーツだけになりました。
「もうイイでしょう?」
「まだ」
ワンピースが脱げ落ちた所で、義姉は肩越しに私を振り返って、終了を願って来ました。
その、眉を寄せた表情が悩ましく、私は手を止める事が出来ません。
代わりに、義姉の下腹部に手を滑らせ。ショーツの上から、其処に手を押し込みました。
義姉は前屈みになって、腰を引いて。私の手を大事な所から押し退け様としました。
その背中に覆い被さる様にして、私は義姉の恥骨の丸みを掴み上げ。
指の一本を、義姉の湿った狭間に埋めました。
身を捩り、その場に座り込もうとして、駄目、と言い続ける義姉。
私は乱れた息を彼女の項に掛けながら、指の感触に集中しました。
「ここにキスするだけ。それだけ。それで終わるから」
義姉は、私のそんな言葉に答えず。矢張り、逃げ様として抗います。
この時、其の侭押し倒して、直ぐに義姉を犯す事も出来たと思います。
しかし、私はそうせず。
少々強引に義姉の体を抱えて、振り向かせて。彼女の御尻を、洗面台の縁に押し付けました。
私は義姉のショーツを掴んで引き下ろしながら、直ぐにその場でしゃがみ込みました。
そして、眼の前で閉じている義姉の太腿を掴んで押し開いて、其処に顔を埋めて行きました。
そうさせまいと、義姉は私の頭を強く押して来ます。それに構う事無く、太腿を開くと、今度は女陰を隠そうとして、其処を手で覆って来ます。
私はその手を押し退け、義姉の女陰に初めて口を付けました。
眼の前に広がっている義姉の白い御腹のうねりと、御臍の窪み。
鼻先を擽って、口の中に入り込む義姉の陰毛の食感。
義姉の陰唇が私の舌に縺れる感じや、舐めると即座に舌に乗って来た愛液の味に、私は興奮しました。
私の視界の中に、幾度も痙攣して震える義姉の御腹のうねりが有り。
その上に、揺れて波打つ乳房が見えました。
その乳房越しに、私から顔を背けて目を閉じている義姉の表情が伺えて。
片手で口元を覆って、私の行為に堪えている様子でした。
私がクリトリス吸うと、篭った呻きが漏れて来ます。
私の頭は義姉の手で掴まれた侭であり、其処から押し退ける圧力が弱まる事が有りません。
むっちりとした太腿が私の顔を挟んでおり。
その狭い空間に充満した、義姉の香りに酔いました。
私の両手は常に義姉の太腿を掴んで、押し開こうとしていて。
濡れた挟間に愛撫を与えるのは、私の口のみ、という状態。
膨らんで来た義姉のクリトリスを吸い出し、舐めて歯先すら其処に当てて。
義姉の呻きが口を覆った手の隙間から漏れて来る度に、私は興奮しました。
そして、義姉の体が一際大きく痙攣し、太腿で顔を強く挟まれました。
彼女が達したのが分かりました。
その途端、私は我慢出来ず、ズボンを履いた侭で射精してしまったのです。
立ち上がった時に、私の状態に義姉は気付く事無く。
少し離れている私から目を逸らして、有らぬ方向を見ていました。
開いた唇の間から漏れる吐息は荒く、目は虚ろ。
まるで、本当に性交した後の様でした。
そんな風に、私が義姉の体を眺めていられたのは、短時間です。
義姉は、足元に落ちた服を拾って体の前で掻き合わせると、バスルームから逃げ出しました。
結局、その日の夕飯は、カップッラーメンが一個。
あの後、義姉が帰ってしまったので、当然と言えば当然の結果です。
―― 続く ――
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