果てた後も久仁子を抱き締めたまま身体を重ねている
時計の音がやけにハッキリと聞こえる
目の前にある久仁子の白い首筋に唇を押し付ける
「久仁子、、、久仁子、、、」甘えるように訴える
こんなにも愛おしくなるなんて陽介も思ってもいなかったが、久仁子の心と身体に溺れてしまった
何処までも優しく、包まれているような心地良さ
妻とは雲泥の差だ、、そう思ってしまっている
久仁子は力尽きていた、もう、動けない、、、
陽介に首筋に口付けされても反応すら出来ない
それくらいこの男とのセックスで精も根も尽きていた
久しぶりのセックスだった昨日とは比べものにならないくらい愛されて、満ち足りた気持ちと疲労感がない交ぜになっていた
陽介のモノが萎んできた、栓が抜けたように久仁子の入り口から陽介の分身が漏れてきた
「あぁ、、出てきた、、」身体を離そうとすると久仁子がしがみ付き「もう少し、このままでいて、、」と吐息交じりで言った
「布団、汚れちゃうよ?」「いいから、、もう少し、、」「わかった、、、」また身体を密着させる
何かを擦り込むように久仁子は自分の身体を陽介に絡めた
陽介もきつく絡みつく
「ようちゃん、、、ようちゃん、、、」うわごとのように呟く
どれ位時間が経ったか、、、「久仁子、、そろそろ、、」時間的にリミットが訪れていた
「、、、うん、、、もう、お終いね」絡めた身体を解した
「あぁ、、だいぶ垂れてる、、、ゴメン」「謝らなくていいわよ、、シーツ洗うから」久仁子が陽介のモノをティッシュで綺麗に拭き取る
「さ、着替えなさい」その声で立ち上がる
お互い身支度を整え、久仁子がお茶を淹れてくれた
「はぁ~、しかし、、、激しいわね」「すいません、つい興奮してしまって」口調がいつもの調子に戻っていた
「ふふ、布団の上とは人が違うみたい(笑)」「すいません、、」
久仁子はこれだけは陽介に言っておきたいことがあった
「ねぇ、ようちゃん、家庭は大切にしてね」続けて
「アタシがアナタに抱かれてもいい、、、そう思った最初はあなた達の家庭の円満の為よ」
陽介は少し間を空けて「今は?それだけではないでしょ?」「それは、、、」「はは!、、わかってます、お義母さんの気持ちは。でも、僕も今は、、、」そこで言葉を区切り「お義母さんのこと、、セックスだけじゃないですから、、」「アタシも、、、そうよ、、、だから、、」「大丈夫です、聡美の事は大切にします」
「それだけは、お願いね、約束して」
その日はそれで別れた
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