次の日美恵は病院に行き母の検査に立ち会いました。検査が終わり病室に戻ると母も少し疲れたのかベッドに横になり瞼を閉じました。
美恵は母に、「昨日お母さんの様子が変だってくに子が不審がってたわ。言いたいことはわかるけど、これ以上波風立てないでほしいの。くに子まで苦しませたくないから。」
母は目を閉じたまま言いました。
「私だってできれば何も言いたくないよ。くに子が一番悲しむことになるんだからね。でもあなたたちがこれ以上そんな関係を続けるなら、私も黙っていられないよ。だから、あんなことはもうやめなさい。誰も幸せになれないんだから。妹のことを思うなら、自分の気持ちを抑えて我慢しなさい。たかしさんに求められてもきっぱり拒否しないとだめだよ」
「わかってる。私だってくにこを悲しませたくない。誰も不幸にしたくない。たかしさんにちゃんと話するから、お母さんは黙っていて。昨日みたいにくにこを不審がらせるようなことはもう言わないで」
「わかったよ。もう何も言わないから、2人でちゃんと話すんだよ」
「わかったわ」
「でも、いつからなんだい?それに、どうしてそういうことになったんだい?」
「お母さんが前に入院したことがあったでしょ?あの時からよ。どうしてって、まあそれは、2人がそういう気持ちになったからで・・逐一全部お母さんに報告するつもりはないけど、たかしさんが前から私に気持ちがあって、それを打ち明けられて、驚いたけど、私も少し嬉しくなって・・拒絶できなくて。もちろん罪悪感はあったけど。たかしさんに色んな話を聞かされてね。くにことの夜のこととかも。まあ、言い訳しても仕方ないけど、お母さんに心配かけたことは申し訳ないと思ってるし、くにこには何も知られないうちにちゃんとするわ。だからお母さんももう何も言わないで、お願い」
「そうかい、わかったよ。じゃあもう何も言わない。2人でちゃんとするんだよ」
「うん、わかった。だからたかしさんが今日あたりお見舞いに来ると思うけど、お母さんは今まで通り、たかしさんに普通に接してね。くにこがまた不審がるから。」
「わかったよ。安心したせいか、検査の疲れが出たのか眠いからちょっと寝るね」
「ゆっくり休んで」
美恵は母が眠りにつくと病室を出て、たかしにラインしました。
母にこれ以上何も言わせないために、嘘をついてとりあえず母を納得させましたが、もちろんたかしと別れるつもりなどありません。
美恵はたかしに「昨日は疲れてしまって眠ってしまい、たかしさんが私をもっと欲しがっていたのに相手だきなくてホントにごめんなさい。怒っちゃった?今日は頑張るから、今日もマンションに来てね。待ってるから。たかしさん大好きよ」
美恵はラインを打ち終わって思いました。
もう、2人の気持ちは止められないのよ。だって心底愛し合ってるんだもん。会えないなんて我慢できない。お互い相手なしではもういられないの。くにこごめんね。たかしさんはもう私のものよ。でもまあ、あなたが相手をしないでたかしさんを満足させてあげなかったからいけないのよ。
もっとも私の魅力にはあんたはかなわないけどね。
美恵はまた今晩の熱い肉の交わりを考え、女の園を新た蜜で湿らせるのでした。
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