部屋は大きかった。
ベットは三人寝ても余裕があるぐらい広かった。
兄はベットに座った。
私と美咲さんは、ソファーに座った。
私と美咲さんが、たわいもない会話をしてるのを、兄は時々相槌を打ちニコニコと笑いながら見ていた。
時間はわからないが、暫くお喋りに夢中になった。
「そろそろシャワー浴びます?」
口火を切ったのは美咲さんだった。
馴れてるのかな?
そんな印象だ。
「恥ずかしいから一人で入ります」
美咲さん、私、兄の順番でシャワーを浴びた。
あがってきた兄は、ベットルームのドアをそーっと開け、顔を半分出した。
「何やってんの」
私と美咲さんは笑った。
「居なくなってたらどうしようかと思って」
「なんで私まで消えるの」
そう言うと、兄は自分でも笑いながらベットルームに入ってきた…
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