3)新婚生活
快彦も愛の人柄の良さもあったが、そのプロポーションの良
さに惚れ込んだ口である。愛が昔気質に結婚までは体を許さ
なかった反動か、新婚以来、毎晩のごとく快彦は愛を求める
。最初の頃こそ「嵌めると直ぐ射精」と言う体たらくだった
が、2,3か月もすると快彦も上達して、二人でセックスを
エンジョイするまでに習熟した。夫婦和合を絵にかいたよう
な睦み具合で、周囲が呆れる程だった。夕食の場などでも孫
を期待する話で持ち切りになり、舅は
「この分だと、直ぐに子供が出来るかな。愛の子供だから、
可愛いんだろうなぁ・・・」
等と嬉しげに語り、愛の出産を心待ちにしているようだった
。
機械体操のクラブに居た愛は健康そのもので、ピチピチとし
た若妻である。体育会系なので体が柔らかいから、快彦が愛
の両足を耳の脇にまで完全に折り曲げても、平気の平左だっ
た。快彦がペニスを真上から激しく突き込んでも、愛は今で
は苦しげな顔一つせずに、むしろ両手を二人の体の狭間に差
し込んで結合部を探り、
「あぁ、快彦さんのが奥に入っては出て来る。もおぅ・・・
ヌルヌルが一杯溢れて来てるぅ・・・」
等と、一丁前の喘ぎ声をあげたりする。快彦の求めで覚えた
オメコの締め付けも堂に入って来て、単に締めるだけでなく
、締める場所を少しづつずらすことも覚えた。まぁ、愛ほど
の魅力的なお嫁さんを貰って、その体を味わい尽くさないオ
トコなどいないだろう。それこそオメコから、アヌスまで、
セックスで出来ることを何でも試したし、愛もそんな快彦の
欲望をイヤがらずに、むしろ積極的にセックスを楽しむまで
に成長した。そんななか、舅の健は息子の嫁の愛くるしさ
に目を細めていた。姑の婦人病のせいでセックスレスが続い
ている舅には目の毒と思えるほどに、若く、溌剌とした愛を
何とか一度でも抱きたい・・・その一念が段々と妻の眼にも
隠しきれなくなってきた。
ある日、姑は草抜き仕事で、俯いたまま鎌を使いながら、
「私は体が弱くってねぇ・・・その病気のせいで、あの人の
相手も出来なくって、可哀想なのよ・・・風俗出来を紛らわ
しているみたいだから、病気を貰ってこないか心配なんだけ
ど。」
とある時に愛にこぼした。愛には、万一、舅が愛に手を出し
ても、我慢してくれと予防線をあらかじめ張っているように
聞こえた。その愚痴を聞いた愛が夫に報告して、母親から結
婚前に聞いていた、
「嫁は舅の相手をしなければならない場合もある」
という噂について、夫婦の営みの後の睦言の中で、それとな
く話題にしてみた。快彦は口ごもりながらも、
「オヤジはまだ元気で、この家の田畑の仕事をして貰ってい
るのは有難い。俺は仕事があるから、農作業までは背負い込
めないから、オヤジには感謝している。今は手伝うだけだけ
ど、オヤジが元気がなくなったり、俺が退職すればやはり農
作業を俺がしなけりゃならない。それまでは、オヤジに元気
で、機嫌良くしていてほしいなぁ・・・」
と返事にもならないことを言っている。翌日洗濯をしながら
ゆっくりと考えてみると、
(あれは、御舅さんがもう何年かは元気に暮らして行けるよ
うに、私に出来ることはしてくれと言うことかしら。まぁ、
御舅さんは格好良い人だし、目をつぶっていればいれば済む
ことだし・・・私と快彦さんとは身も心も固く結ばれている
から、そんなことになっても夫婦にひびは入らない自信はあ
る。一応、そんなことが起きるかもしれないと快彦さんには
伝えたんだから、私が自分で解決するしかないわ)
この数か月、井野原家で生活してみて、愛は快彦に支えられ
て楽しい暮らしを満喫していた。快彦が初めてのオトコだっ
た愛は、夫婦の夜の営みにもなじんで来た。義母が病弱で苦
労している舅が、愛を眩しそうに見ていることに時折気付い
ており、
「結婚後に、舅が家長として、嫁を自由にする場合がある。
」
と母が言ったことが、現実のこととなる気配はある。その時
には、それを我慢して受け入れるしかない、と臍を固めてい
る。オトコとオンナのことにもこの頃慣れて来たし、人とな
りに卑しい所が無く、尊敬に値する舅なのだから、何とか仲
良くしていこうと心に決めた。
※元投稿はこちら >>