12)究極の子作り
新婚一年が過ぎる頃に、若くして他界した快彦の妹の法事があ
り、その集まりの中で親戚の口さがない連中から、
「赤ちゃんは未だか?」
攻撃があり、快彦が面白半分に吊し上げられた。
「こんな若くって、可愛くって、巨乳の嫁さんを貰ったのに、
何をしているんだ、快坊よぉ。昼の仕事だけじゃダメだ。夜も
しっかり働け。」
と言われてしまって、愛は夫と話して真面目に妊娠対策を相談
した。医者の検査では、愛には問題は無く、快彦の精子が少な
目だが種無しでは無い、と確認できた。その結果を見た医者の
勧めもあって、排卵日の予測を前後に広くとって、それ以外は
禁欲して精子濃度を高めること、排卵日前後にはオメコの回数
を出来る限り増やすこと、肉食を増やすこと等を励行すること
にした。愛は夫の前では聞けないので、後日その医者を訪れて
「兄夫婦が子沢山なので養子を貰うなら早い目にしたいのだが
、主人の精子レベルは妊娠できないほど低すぎるのか?」
と聞いた。その産科医は
「妊娠の可能性は皆無ではない。しかしその確率はかなり低い
と覚悟してくれ。多分、今までは夫婦の営みが過多過ぎたのだ
とは思うが、排卵日以外の禁欲を続ければ、良い結果が出ても
おかしくない。」
と答えた。それも踏まえて愛は、舅の子種の力も借りるべきだ
、と自分なりに判断した。夫が妊娠困難の主な原因らしいため
に、この決心は夫に伝えない方が良いと考えた愛は、ある日、
物置でカマを研いでいた舅に自分の決心を伝えた。
「お義父さん、私たち夫婦の子供、つまりはこの家の跡継ぎの
ことで、お願いがあります。快彦さんも私も、早く子供が欲し
いのですが、お医者さんの検査で快彦さんの子種が少し薄いと
判りました。そんな場合は、排卵日を大事にすることが大事だ
そうで、お医者さんの指示に従って、頑張ろうと快彦さんと話
し合いました。排卵日以外は快彦さんに禁欲してもらって、排
卵日にだけ快彦さんに頑張って貰うことにしました。れに加え
て、私からお義父さんにお願いがあります。居間のカレンダー
にマークを付けますので、その日の前後にはお義父さんの子種
も頂けないでしょうか? 子種の話ですから快彦さんには言い
ません。その前後の数日間なら何度でも、お義父さんの子種も
頂いて、何とか早く妊娠したいのです。何よりもこの家の跡継
ぎが出来ることが大事ですから、生まれる子供がお二人のどち
らの子供か判らないことは、この際些末事でしょう。その数日
間、お義父さんのしたい時に、したいやり方で気が済むまでな
さって下さって構いません。出来ればそれ以外の日は、快彦さ
ん同様に禁欲してもらえればありがたいです。」
愛はここまでを独白のように、淡々と吐露した。舅に異議があ
る筈もなかったが、そこで納得してしまわないだけ知恵が、舅
にはあった。
「話は判るので、出来るだけの協力はしたい。しかし、その時
期だけと言うのは、余りにも頑なじゃないか。ワシに協力して
欲しいのなら、その他の日のことで少し考えて呉れんか。そう
さなぁ、その日前後の一週間、ワシも禁欲して子種が濃くなる
ように我慢するのに協力しても良いぞ。それはそうだとしても
、その2週間以外まで禁欲しろと言われてもなぁ・・・そこま
で言われる筋合いはないよなぁ。残りの半月くらいの間、ワシ
が我慢できなくなった時に、時々、愛さんが都合をつけてくれ
る気があるのなら、ワシはさっきの話に異存が無い。どうだい
? 赤ちゃんが早く出来るようにワシも協力するから、愛さん
も少しはワシの身になって呉れんかい? そんな話になって来
たから、排卵日が何かの拍子にトチ狂っても妊娠できるように
、これからはいつでも生嵌め、中出しで良いよなっ、愛さん。
」
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