風呂から上がって旦那がリビングに来ました。
私は平静を装いながら…
「ビールでも飲む?」
「ああ、頼む」
旦那はバスタオルで頭を拭きながら答えました。
すると義父も
「じゃあ、俺も飲むか」
と言ったので
私は平静を装いながらキッチンへ向かいました。
ビールとグラスを持ってリビングに戻り、旦那と義父にビールを注ぎました。
「お前も付き合えよ」
旦那に言われ、私はさっきの出来事でこの場には居たくなかったのですが、付き合う事になりました。
たわいもない会話をしながら3人で飲んでいました。
すると義父は
「隼人、お前はいい嫁を貰ったよなぁ。」
ニヤリとしながら私を見ました。
私は、動揺を隠しながら旦那を見ました。
旦那はそんな私を見る義父の目には気づかず
「親父、急に何を言うんだよ」
と、笑っていました。
私はハラハラしながらビールの味もわかりませんでした。
しばらく飲んだ後
「そろそろ寝ようか」
と、旦那が言いました。
義父は「そうだな」とリビングの隣にある和室に入っていきました。
私はホッとして簡単に後片付けを済ませ寝室に向かいました。
出張で疲れた上にビールを飲んだので、旦那はベッドに横になるとあっという間に寝息を立て眠ってしまいました。
昨日は義父に犯され…さっきもまた隙を狙って触られた私は疲れ果てていましたが、なかなか眠りにつく事は出来ませんでした。
この先…いつまた義父に犯されるかと思うと、怖くて涙が出てきました。
旦那に義父とは別居をしたいと言おうか…
親思いの旦那がすぐに、頷くとは思えないし…
でも、ここに居たらまた…
いろんな事を考えながら、結局は眠れないまま朝を迎えました。
(つづく)
※元投稿はこちら >>