なかなか続きが書けなかったのですが、その後のことを書きます。
息子が私を女としてみてくれてることを確信してから、私も彼を男として
みるようになりました。
今まで母子としての愛情はそのままというより一層彼を愛する気持ちで
いっぱいになりました。 恋をしていました。
一緒に暮らしていると男性としての魅力を感じるようになったのです。
でも私は夫と死別してから特に性的な感情を忘れてきました。
それで息子と接しているときは、それまで通りの関係を保ってきました。
時折息子と視線が合うと、恥ずかしくて視線をそらすこともありましたし
息子が男の目で私を、私の身体を見つめていることにも気付きましたが、
その突然キスされるかも、抱きしめられてその先も、という一触即発の
緊張感のある生活が心地よくなっていました。
でもひとつの出来事が平穏な緊張感に波紋をおとしました。
4月の平日の午後でした。
息子は会社勤めを始めましたが出張もある仕事なので、その前夜は不在でした。
私はその日の朝は健康診断があり、終了後食事をして午後、帰宅しました。
そういえば息子が今日帰ってくるのか聞いてなかったな、と思いながら
鍵をあけて戸を開けると、すぐに息子の靴と女性の靴が目に入りました。
ほぼ同時に息子の部屋からの音、というより声に気付きました。
いきなり頭を殴られたような衝撃でした。 それはあのときの声でした。
女性の堪えながらも思わず漏らしたような叫びのような喘ぎ声でした。
それに合わせたリズム音のようにベッドかマットかの軋む音がしました。
いけないこととか考えることもなく、静かに部屋の外で聞き耳をたてました。
息子の部屋のドアはきっちり閉めるとピシッと大きな音がするので、息子は
いつも3,4cm開けておく癖があるので、音声がよく聞こえました。
その隙間からつい覗いてみると、ベッドの足側が見えて、息子が仰向けに
横たわり、その上に女性が跨り座っているのが。足の位置関係でわかりました。
もう少し戸を開けて見たい衝動もありましたが、そこまではできませんでした。
音声と足の動きから、女性が前後に腰を振っていて、ときどき息子が腰を突き
上げていることが想像できました。 カーテンも引いていず明るい中でした。
私は金縛りにあったように身動きせず、息を潜めて性行為の音声を聞いていました。
顔が火照り体が熱くなり、女の部分が熱く濡れてきました。
無意識のうちにファスナーを下ろして下着の上からそこを弄っていました。
だめ!こんなことしてたら!と思うものの、止まりませんでした。
部屋の中の音と声が早くなり、フィニッシュが近づいてきたのがわかりました。
私の下着はおしっこを漏らしたみたいに濡れていました。
そのとき息子の声で、えりな!いい!と漏らした叫びが聞こえました。
私の名を息子が呼んだのです。 女性が、あたしも!いく!と叫びました。
その直後、部屋の中は荒い呼吸の音だけになりました。
見つかっちゃう、動かないと、と思いながら私はしゃがみこんだままでした。
ベッドの上での声はいかにもセックス直後のような甘い囁きと密かな笑い声と
チュッというキスの音がいっぱい聞こえました。
私は何とか立ち上がって、自分の部屋に静かに入りました。
部屋で確認すると下着はぐっしょりと濡れていたので、履き替えました。
部屋の外で息子と女性が出てきてて、お母さん帰ってる、みたいなことを話し
ていました。
どうしようか?と息子たちも話しているようでしたが、それは私も同じです。
決心して、戸を開けてびっくりしたように、あら!帰ってたの?、と自分が
直前に帰ったような下手な演技をして女性を見ると、きれいな大学生風の女の子
でした。
「はじめまして。〇〇です。同じ大学の大学院にいっています。」と自己紹介
しました。 えりなさんというの?と言いそうになりましたが、それでは聞いて
いたことがばれるので、よろしくね、と微笑み返しました。
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