家族構成は俺と両親。
以前も書いたけど母は41。
俺は学生。
父は母の9個上。
俺には父が全く理解できない。
すぐ隣に最高の女がいるのにセックスレス。
望めばいつでも母が抱けるのに。
俺なら毎日何度でも抱けるのに。
不思議で仕方ない。
とうとう今日、父が帰ってきた。
母と二人きりの幸せな時間も終わりだ。
でも昨日の夜までは本当に幸せだった。
この関係を終わらせるつもりは無い。
でも慎重にならないと。
父にだけは知られるわけにはいかない。
1月5日の夜。
昼間、母は実家に出かけていた。
帰ってきたのは夜10時を過ぎた頃。
母との距離は告白以来、何も変わらない。
母はまだ答えをくれない。
そのことに不安と焦りが募る。
帰ってきた母を思わず抱きしめた。
「おかえり」それだけを言って抱きしめ続けた。
母は俺の背中にそっと手をまわしてくれた。
「ただいま」そう言って優しく抱きしめ返してくれた。
「疲れたからお風呂入るね」そう言ってからゆっくり俺から離れた。
母の体の柔らかい感触と良い匂い。
母が愛おしくて堪らなかった。
洗面所から母が服を脱いでいる音がする。
体のラインが分かる細身のジーンズ。
そして大きな胸が強調されるようなニットのセーター。
見たい。
母が服を一枚ずつ脱いでいく姿が見たい。
俺はドアを前に悶え苦しんだ。
開けたい。
中に入っていきたい。
ドア一枚挟んだ向こうには下着姿、もしくは全裸の母がいる。
カギはかかってない。
中に入って裸の母を抱きしめたい。
キスをしながら体中を弄繰り回したい。
その時、風呂場のドアが閉まる音とシャワーの音が聞こえ始めた。
風呂場の中までは追いかける勇気が出ない。
相変わらず俺はヘタレだった。
でも母への思いは収まらない。
音がしないように洗面所のドアを開けた。
洗濯籠の中に脱ぎたての下着がある。
ベージュでシンプルなデザインだった。
母の体温がまだ残っていた。
下着に残る黄色のスジに躊躇なく舌を這わせた。
いつもより濃い母の味と匂いがした。
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